高校生がソウル中区貞洞(チュング・チョンドン)のフランシスコ教育会館の前に日本軍の慰安婦被害女性のための「平和の少女像」を作った。少女像建設を主導した梨花(イファ)女子高2年ユン・ソジョン(写真左)・クォン・ヨンソさん。
問題は銅像を建てる敷地を探すことだった。世宗(セジョン)大路にあるソウル市旧庁舎(現ソウル図書館)の使用を問い合わせたが、ソウル市側は「趣旨は良いがほかの銅像との公平性の問題がある」として難色を示した。ソウル市が8月に撤去した旧国税庁南大門(ナムデムン)別館の敷地も調べてみた。敷地を明け渡すには時間が長くかかるとのことだった。ソウル市立美術館そばの空き地も調べてみたが文化財庁の許可という行政手続きに行き詰まった。最後の希望で門を叩いたフランシスコ教育会館で道が開かれた。「フランシスコ小さな兄弟会」はすぐに司祭会議を招集して敷地を提供することを決めた。少女像は従順に座っている一般少女像とは違う。手を高く上げたまま立っている。少女像に、より力強い姿を込めたいという高校生の願いが入っている。
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