女優キム・テヒ(35)は何かを言いたげな雰囲気だった。2年ぶりのカムバック作であるSBS(ソウル放送)ドラマ『ヨンパリ』の撮影を終えたキム・テヒは、余裕は漂っているもののトークは休む暇がなかった。
序盤に全国視聴率20%を越えて人気を集めたも『ヨンパリ』は、結末に近づきながらハン・ヨジン(キム・テヒ扮)が突然肝臓がんにかかるなど理解に苦しむ方向に流れていった。第6話まではずっと横になったまま、その後は顔全体に包帯を巻いて登場し、ついに後半部では肝臓がん患者として再び病人を演じなければならなかった。演技する当人がめまいを感じるくらいの変化の激しい不思議なキャラクターを演じた。特に、横になっているキム・テヒをめぐって皮肉も多かった。しかし、ドラマの結末は意味不明な方向に流れたが、作品に対する恨みはないという。「横になっている設定は承知の上でドラマを選びました。私自身が何か嫌な気持ちになることはあるでしょうか」としながら「ああ、それから横になっているのは決して楽なことではありません。真夏の暑い時期に撮影がありましたから。何時間も布団の中に横になっていて床擦れができそうになりました。そんな生易しいものじゃないんです」と言って笑った。
作品をめぐり論争は多かったが、「ソウル大」を卒業した「国民美女」キム・テヒはドラマ『ヨンパリ』を通じて確実に役者として成長した。出番は減ったが吸引力のある存在感を見せ、作品のために体を張った女優としての態度も強く印象づけた。デビューと同時に人気と論争の好評と酷評を経験したためか、「有名税」には寛大だ。RAIN(チョン・ジフン)との公開恋愛も3年目だ。2人の日常的なデートがいつも大きく取り上げられる。行き過ぎた関心は時として負担になるものだが、これに対してもキム・テヒは淡々としていた。「その程度の関心や不必要なウワサは甘受しなければならないと思っています。大衆から愛していただく職業なので、反対の部分にも目を向けなければならないですよね。ただ、小説のようにやり過ぎないでほしいと思います。済州道のオープンチケットは私も気になります。遊びに行くことすらできないのに、話だけが大きくなって…」として酒杯を口にした。
--最近、授賞式での受賞所感で、彼(RAIN)について触れなかったようだが。
「そんなところまで気が回りません。そんなことをしていたら感謝の言葉を伝えられない人がいっぱい出てきてしまいます。(『ヨンパリ』で共演した)チュウォンについても話しておかなくてはならなかったのに…。その日、私だけが長々と話しているみたいだったので、これでも私なりに言葉を減らしたんですよ」
--RAINとの交際は順調か。
「3年になりました。破局の報道も出ながら結婚説はどうして大きくなるのでしょうか。私は何かというと出発が遅い方です。演技を知ったのも遅かったし、恋愛や結婚も同じです。何かを知っていく過程に時間がかかる方です。すぐには親しくなれません。ずっと一緒にいるのなら大切にしたい。時間がかかります」
--最近もRAINが経営しているカフェで彼の父と会ったとのことだが。
「その日、近くまで来たのでコーヒーを買いに行ったところ、ちょうど彼のお父さんがいらっしゃいました。本当に偶然です」
--あなた方は本当にいろいろなウワサが絶えないカップルだ。
「2人ともウソに対して特に進んで説明しない方なので、余計に話が作り出されてしまうようです。特に、済州島旅行の件(訳注:2人が済州島へカップル旅行の計画を立てていると大きく報じられた件)は計画すらしたことがありません。『オープンチケットを買った』とされていますが、すべて偽りです。それでなくても遊びに行けなくて悔しいのに、誰がねつ造したことなのでしょうか」
--ではなぜ反論しないで沈黙しているのか。
「そこまで反論する必要があるのかな、と思ったんです。ところが静かにしていたらウワサがどんどん大きくなって既成事実化されてしまいました。途方もなく大きいことでなければわざわざこちらが出て行って説明したくはありませんでした。そのままやり過ごしているうちにそれが積もり積もってその人のイメージになってしまうことが問題だと思います」
--かなりチラシ(訳注:デマ情報源として認識されている一種の情報紙)に書き立てられているようだ。
「それはすべて私たちが沈黙しているからだと思います。私は、芸能人ならば、当然愛される分だけお金もいただいてそれ相応の扱いも受けることになるので、その程度のウワサは甘受しなければならないと思います。それはすべて名声のためで仕方ないことです。傷つくのは私の役割です」
--思ったより毅然としているが。
「負担になりますが、それだけ人気があるということだからです(笑)。ありもしない事実が既成事実化されるようなことはなくなってほしいですね」
女優キム・テヒ「大学デビューだった自分…昔は男の子にも嫌われていた」(2)
序盤に全国視聴率20%を越えて人気を集めたも『ヨンパリ』は、結末に近づきながらハン・ヨジン(キム・テヒ扮)が突然肝臓がんにかかるなど理解に苦しむ方向に流れていった。第6話まではずっと横になったまま、その後は顔全体に包帯を巻いて登場し、ついに後半部では肝臓がん患者として再び病人を演じなければならなかった。演技する当人がめまいを感じるくらいの変化の激しい不思議なキャラクターを演じた。特に、横になっているキム・テヒをめぐって皮肉も多かった。しかし、ドラマの結末は意味不明な方向に流れたが、作品に対する恨みはないという。「横になっている設定は承知の上でドラマを選びました。私自身が何か嫌な気持ちになることはあるでしょうか」としながら「ああ、それから横になっているのは決して楽なことではありません。真夏の暑い時期に撮影がありましたから。何時間も布団の中に横になっていて床擦れができそうになりました。そんな生易しいものじゃないんです」と言って笑った。
作品をめぐり論争は多かったが、「ソウル大」を卒業した「国民美女」キム・テヒはドラマ『ヨンパリ』を通じて確実に役者として成長した。出番は減ったが吸引力のある存在感を見せ、作品のために体を張った女優としての態度も強く印象づけた。デビューと同時に人気と論争の好評と酷評を経験したためか、「有名税」には寛大だ。RAIN(チョン・ジフン)との公開恋愛も3年目だ。2人の日常的なデートがいつも大きく取り上げられる。行き過ぎた関心は時として負担になるものだが、これに対してもキム・テヒは淡々としていた。「その程度の関心や不必要なウワサは甘受しなければならないと思っています。大衆から愛していただく職業なので、反対の部分にも目を向けなければならないですよね。ただ、小説のようにやり過ぎないでほしいと思います。済州道のオープンチケットは私も気になります。遊びに行くことすらできないのに、話だけが大きくなって…」として酒杯を口にした。
--最近、授賞式での受賞所感で、彼(RAIN)について触れなかったようだが。
「そんなところまで気が回りません。そんなことをしていたら感謝の言葉を伝えられない人がいっぱい出てきてしまいます。(『ヨンパリ』で共演した)チュウォンについても話しておかなくてはならなかったのに…。その日、私だけが長々と話しているみたいだったので、これでも私なりに言葉を減らしたんですよ」
--RAINとの交際は順調か。
「3年になりました。破局の報道も出ながら結婚説はどうして大きくなるのでしょうか。私は何かというと出発が遅い方です。演技を知ったのも遅かったし、恋愛や結婚も同じです。何かを知っていく過程に時間がかかる方です。すぐには親しくなれません。ずっと一緒にいるのなら大切にしたい。時間がかかります」
--最近もRAINが経営しているカフェで彼の父と会ったとのことだが。
「その日、近くまで来たのでコーヒーを買いに行ったところ、ちょうど彼のお父さんがいらっしゃいました。本当に偶然です」
--あなた方は本当にいろいろなウワサが絶えないカップルだ。
「2人ともウソに対して特に進んで説明しない方なので、余計に話が作り出されてしまうようです。特に、済州島旅行の件(訳注:2人が済州島へカップル旅行の計画を立てていると大きく報じられた件)は計画すらしたことがありません。『オープンチケットを買った』とされていますが、すべて偽りです。それでなくても遊びに行けなくて悔しいのに、誰がねつ造したことなのでしょうか」
--ではなぜ反論しないで沈黙しているのか。
「そこまで反論する必要があるのかな、と思ったんです。ところが静かにしていたらウワサがどんどん大きくなって既成事実化されてしまいました。途方もなく大きいことでなければわざわざこちらが出て行って説明したくはありませんでした。そのままやり過ごしているうちにそれが積もり積もってその人のイメージになってしまうことが問題だと思います」
--かなりチラシ(訳注:デマ情報源として認識されている一種の情報紙)に書き立てられているようだ。
「それはすべて私たちが沈黙しているからだと思います。私は、芸能人ならば、当然愛される分だけお金もいただいてそれ相応の扱いも受けることになるので、その程度のウワサは甘受しなければならないと思います。それはすべて名声のためで仕方ないことです。傷つくのは私の役割です」
--思ったより毅然としているが。
「負担になりますが、それだけ人気があるということだからです(笑)。ありもしない事実が既成事実化されるようなことはなくなってほしいですね」
女優キム・テヒ「大学デビューだった自分…昔は男の子にも嫌われていた」(2)
この記事を読んで…