28日、忠清南道青陽郡(チュンチョンナムド・チョンヤングン)の上水道浄水場で職員がモニターで地下水の流入量を確認している。青陽郡は自主節水に入る前の先月30日から管4本を再稼働して毎日2000立方メートルの地下水を抜き取っている。この水は保寧(ポリョン)ダムから送ってきた水と一緒に青陽郡民3万2000人余りに供給される。
忠清南道西北部など全国のあちこちの日照り非常事態は降水量不足が1次的原因だ。だが、これに劣らず隠れた要因がもう1つある。老朽化した上水道管を通じて少なくない水が消費者に届く前に漏れ出ているという点だ。漏水量が多いということは、それだけ水道水の浪費が激しいということだ。上水道管から水が漏れる割合を意味する漏水率は、忠清南道15全体で市郡平均15.7%に達する。ソウル市(3.2%)はもちろん全国平均(10.7%)よりもはるかに高い。給水制限が行われている忠清南道西北部の8市郡の平均漏水率は25.0%にもなる。礼山郡(イェサングン)が36.4%で最も高く、舒川郡(ソチョングン、36.1%)や泰安郡(テアングン、30.6%)も忠清南道平均の2倍水準だ。
全体の水の供給量中まともに供給されて料金を受けとる流水率も8市郡は平均64.5%に過ぎなかった。全国平均84.2%よりも19.7ポイント、忠清南道の平均流水率(77.9%)より13.4ポイント低い。環境部は今年8月、忠清南道西北地域の流水率を85%まで高めるために上水道施設改良事業の予算134億ウォンを要請したが反映されなかった。
<干からびる韓半島>(下)20年以上経つ古い上水道管が本当の問題(2)
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