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軍需産業は国産化・輸出化ともに重要…沈滞した韓国経済の突破口に

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
「軍需産業が輸出で活路を開けば、沈滞した韓国経済も活気を帯びる」。国防科学研究所の元研究員で軍需産業専門家のホン・スンギュLIGネクスワン海外事業本部長(65)は「軍需産業は伝統産業であると同時に先端産業の特殊な分野であるため、輸出の道が広がれば外貨稼ぎ、研究開発(R&D)再投資、雇用創出という好循環が可能」と述べ、このように述べた。以下は一問一答。

--軍需製品の輸出はなぜ重要なのか。

「一度開拓した輸出の道は長期間にわたり持続的に利益をもたらす。LIGネクスワンは2012年に国内で初めて中南米国とインドネシアにそれぞれ艦対艦誘導武器、携帯用地対空誘導武器を輸出した。1500億ウォン分の大型契約だった。この契約は長期的に大きな役割をするだろう。輸出に成功したことで、中東などでもLIGネクスワンの誘導ロケット、対戦車誘導武器などに関心を見せている」


--国産化してこそ輸出できるのでは。

「国産化は輸出の出発点でもあるが、安保的にも重要だ。韓国は安保環境が特殊な国であるため輸入する武器の情報が外部に露出すれば防御力が半減することもある。国産化してこそ保安性が高まる」

--韓国軍が使用する武器の国産化比率はどれくらいか。

「空母、艦対空長距離ミサイルなど戦略武器を除いて戦術級武器はすべて国産化された。2000年に入って状況が変わった。過去には年間武器購買費用の20-30%だけが国内企業だったが、今は購入費の20-30%だけ海外に出ていき、残りはすべて国内に残る」

--短い期間に飛躍的な技術発展を遂げたのか。

「1970年代に国防科学研究所が設立され、本格的に国産武器体系の開発を始めた。当時はまだ小銃の弾丸もまともに作れない国だった。70年代までは基本兵器のほかはほとんど輸入した。80年代に入って外国の技術支援を受け、韓国の労働力で生産する段階になった。当時は付加価値の30%ほどだけが国内に残った。100億ウォン分を生産すれば70億ウォンは技術を持つ外国企業に入り、30億ウォンだけが国内に残ったのだ。90年代に入り国産化が活発になった。白鮫、紅鮫、K2戦車、K1訓練機、T-50高等訓練機などの武器が韓国の技術で作られた。2000年に入ってからはK9自走砲、海軍の艦対艦誘導ミサイル、長距離対潜水ミサイル、空軍FA-50軽攻撃機など高性能武器を独自開発するレベルに達した」

--G2G(政府間取引)製品であるため輸出拡大は容易でない。

「軍需産業輸出額が2006年の2億5000万ドルから昨年は31億ドルに大きく増えたが、国内経済規模や軍事技術力を考えると少ない方だ。世界軍需産業市場は少数の軍事先進国とグローバル企業が独占している。最近では軍事強国の日本、新興強国の中国・トルコなども軍需産業輸出拡大の意志を対外的に明らかにしていて、競争がさらに激しくなった。企業は価格競争力と性能改善に全力を尽くし、政府は外交力と通商交渉力を発揮しなければいけない。政府・企業間の緊密な協力も重要になっている」(中央SUNDAY第450号)



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