映画『海街diary』(12月韓国公開予定、是枝裕和監督)は、鎌倉で両親の助けもなく育った幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)の三姉妹と異母妹すず(広瀬すず)が成長していく過程を優しい視線で追う。このため日本版『若草物語』、あるいは是枝監督の前作『そして父になる』(2013、カンヌ映画祭審査委員賞受賞)の題名を借りて『そして家族になる』とも呼ばれている。ことしカンヌ映画祭コンペ部門に進出した同作は今月10日に閉幕した釜山(プサン)国際映画祭でも熱い関心を集めた。
釜山の海岸線を一望できるホテルのロビーで是枝裕和監督(53)と次女の佳乃演じた女優の長澤まさみ(28)に会った。同作は吉田秋生の同名の漫画を原作としているが、是枝監督は「時間が復元される美しい物語で、必ず映画にしたかった」と話した。
父親の葬式で異母妹に会ったら?…『海街diary』主演の長澤まさみ(2)