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【社説】展望するたび下がる成長率、なぜこんな状況になったのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国銀行が今年と来年の経済成長率の展望値を再び下げた。今年は2.8%から2.7%、来年は3.3%だったのを3.2%に下げた。今年の下半期に入って消費が多少回復傾向にあるが全般的な景気状況の反転は期待できないという予測だ。今年7-9月期の成長率が6四半期ぶりに1%台に反騰したとしても結局は基底効果による瞬間的な成長にとどまるだろうという意味でもある。特に来年の成長率3.2%も中立的に展望したというのが李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁の説明だ。3%の成長さえ難しい可能性もあるという話だ。

韓国経済の成長率は韓銀と政府が展望値を修正するたびに下落一辺倒だ。今年の成長率だけでも韓銀は1月に3.4%と展望していたが4月は3.1%、7月の2.8%に続き今度は2.7%まで下げた。企画財政部も同じだ。昨年12月に3.8%だったのが今年6月には3.1%へと急落した。崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相は最近になって機会があるたびにこの3.1%さえ下方リスクが高いと強調している。企画財政部は特に来年の成長率も6月に3.5%と提示したが、9月には3.3%に下げた。12月に予定されている来年の経済運用計画発表時は再び、どれくらい下がった数値が出てくるかも分からない。いくら経済展望が間違うために存在すると言っても、政府や韓銀が口を開くたびに予想成長率が墜落するばかりなので、発表があると言えばどっと心配からすることになる。

それもそのはず見回してみれば正常に回っているものがない。韓国に進出している外国企業のCEOは労組による高コスト構造を訴え、外国人の直接投資(FDI)は縮小している。辺境国になりつつあるという指摘が出ている。輸出さえも振るわない。さらに政治は反市場・反企業感情を絶えず広めている。政府も違うところがない。規制改革は足踏み状態で労働・金融などの社会改革もやはり言葉だけだ。「ゾンビ企業」と家計負債のリスクはますます大きくなっている。どこから成長が出てきて、雇用が生まれるのだろうか。低成長に閉じ込められた韓国だ。本当に大きな危機が近づいている。なぜこんな状況になったのだろうか。

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