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<北労働党創建70周年>金正恩の妹・金与正、「パワーレディー」公開誇示

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の妹・金与正(キム・ヨジョン)労働党宣伝煽動部副部長が北朝鮮の「パワーレディー」であることを公開的に誇示した。10日に行われた労働党創建70周年閲兵式(軍事パレード)でだ。

朝鮮中央テレビを通じて生中継された行事で主席壇に登場した金与正は、金第1書記の演説中に突発行動を見せた。演説中の兄の後ろを突然通過したり、労働党旗のそばに立って旗の後ろに隠れたりもした。「最高尊厳」金正恩の演説中にこうした行動を他の人がすれば粛清されるとみられる。玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前人民武力部長は居眠りして粛清された。

党の副部長級が主席壇に立つこと自体が異例だ。主席壇上での位置は北朝鮮内の序列を反映するためだ。政府消息筋は「金与正が行事中に慌ただしく動いたのは、閲兵式に大きく関与したという傍証」とし「北でこういうことをしても無事なのは金与正しかいないだろう」と述べた。金正恩の左には中国権力序列5位の劉雲山中央政治局常務委員と金己男(キム・ギナム)宣伝担当書記が立った。金己男は序列よりも劉雲山委員を相手にするためにこの位置に立ったと、当局者は分析した。劉雲山委員をもてなすべき姜錫柱(カン・ソクジュ)国際担当書記は閲兵式に姿を現さなかった。姜書記については最近、肝臓がんと糖尿で健康が悪化したという説が出ている。金正恩の右側には黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総政治局長が健在を誇示し、崔竜海(チェ・ヨンヘ)・崔泰福(チェ・テボク)党書記がその隣に立った。大きな序列の変化はないようだ。


金正恩の肉声演説は25分間ほど続いた。今年1月の「新年の辞」を述べる時はプロンプターまたはスクリーンを見て読んでいるように正面を見つめていたが、この日の演説では紙を壇上に置いて読んだ。途中、言葉に詰まるところもあった。また、かすれた声で演説し、終始両手を壇上についていた。腰や関節に異常があるのではという推測を後押しする姿だった。国家情報院は昨年、金正恩に足根管症候群があると伝えた。足首の内側のくるぶしの下を通る神経が押さえられて生じる疾患だ。

金正恩の演説後に金日成広場で始まった人民軍閲兵式の先頭は、抗日パルチザン部隊の軍服を着た騎馬兵だった。北朝鮮党創建記念行事に騎馬部隊が登場したのは初めて。馬も事前に訓練を受けたように列を正確に合わせて行進した。

閲兵式は午前に平壌(ピョンヤン)に雨が降ったため、午後2時58分に始まり、午後5時30分に終わった。



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