日本の「浜松ホトニクス」の技術者がニュートリノ観測施設カミオカンデに「光電子増倍管」を設置している。カミオカンデは世界で初めてニュートリノの観測に成功した。(写真=スーパーカミオカンデ観測所提供)
「ニュートリノ天文学」時代を切り開いた2人の科学者の研究が始まったのは1979年にさかのぼる。当時この会社の晝馬(ひるま)輝夫社長は、小柴教授の要請で学校研究室を訪れた。小柴教授は幽霊粒子と言われていたニュートリノの存在の可能性を明らかにする陽子崩壊を観測できる手段を探していた。
科学分野ノーベル賞受賞、背後には企業らの「隠れた努力」(2)
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