北朝鮮が抑留中だった韓国国籍の米国大学生チュ・ウォンムン氏を5日午後5時30分に送還すると同日午前、赤十字社を通じて連絡が入った。韓国政府はこれを受け、板門店(パンムンジョム)を通じてチュ氏の引き渡しに応じる意思を北側に伝えたと統一部が明らかにした。
チュ氏はことし4月、中国丹東から鴨緑江(アムノッカン)を渡って北朝鮮に入ろうとしたところを捕まった。チュ氏はその1カ月後、米CNNとのインタビューに対して「南北関係に良い影響を与えたいと思い自分の意思で北朝鮮に入った」と話した。続いて先月25日には北朝鮮官営メディアに登場して「家族と接触することはできないが私は元気であるということを知らせたい」とメッセージを伝えた。
統一部は「北朝鮮が今からでも我が国民のチュ・ウォンムン氏を送還すると決めたことは幸いだと考える」とし、北側が依然として抑留している韓国国籍のキム・ジョンウク氏、キム・グッキ氏、チェ・チュンギル氏に対しても早急な釈放を求めた。
労働党創建70周年記念日である10日を5日後に控えた5日に、北朝鮮が突然チュ氏の送還を決めたことについては、国際社会の北朝鮮人権状況の批判に対する反応だというものや韓米に対する和解ジェスチャーとするものなどさまざまな分析や解釈が出ている。政府関係者は「状況をひとまず鋭意注視している」しながらコメントを避けた。
チュ氏はことし4月、中国丹東から鴨緑江(アムノッカン)を渡って北朝鮮に入ろうとしたところを捕まった。チュ氏はその1カ月後、米CNNとのインタビューに対して「南北関係に良い影響を与えたいと思い自分の意思で北朝鮮に入った」と話した。続いて先月25日には北朝鮮官営メディアに登場して「家族と接触することはできないが私は元気であるということを知らせたい」とメッセージを伝えた。
統一部は「北朝鮮が今からでも我が国民のチュ・ウォンムン氏を送還すると決めたことは幸いだと考える」とし、北側が依然として抑留している韓国国籍のキム・ジョンウク氏、キム・グッキ氏、チェ・チュンギル氏に対しても早急な釈放を求めた。
労働党創建70周年記念日である10日を5日後に控えた5日に、北朝鮮が突然チュ氏の送還を決めたことについては、国際社会の北朝鮮人権状況の批判に対する反応だというものや韓米に対する和解ジェスチャーとするものなどさまざまな分析や解釈が出ている。政府関係者は「状況をひとまず鋭意注視している」しながらコメントを避けた。
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