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<危機の韓国ローファーム>(1)内憂外患…国内ローファーム60カ所廃業(上)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
#国内大手ローファーム(法務法人)国際仲裁チーム長だった弁護士Aは最近、同僚弁護士3、4人とともに退社した。M&A(企業の合併・買収)および国際仲裁専門の「ブティックファーム(小規模専門ローファーム)」を設立したのだ。Aは「顧客に差別化されたサービスを提供するため」と話した。Aのように中堅弁護士が専門分野別にローファームから出てブティックファームを設立するケースが最近増えている。法曹界の一部では「来年からの法律市場3次開放に備えた布石では」という観測が出ている。海外ローファームとの合弁の可能性を念頭に置いているということだ。

#別の大手ローファームで刑事事件を主に担当してきたキム弁護士は最近、頭を悩ませている。パートナー弁護士として数年間厳しい状況が続いている中、7月末には最高裁の「刑事事件成功報酬廃止」判決があった。状況は他のローファームも同じだ。弁護士Bは「不景気の中、企業コンサルティングなど事件依頼件数自体が減ったうえ、受託料の単価も半分以下に落ちた」とし「過去には引き受けなかった1000万-2000万ウォン台の事件まで担当しなければならない状況」と話した。Bは「大手ローファームの数カ所を除いて、多くのローファームが2、3年前からパートナー弁護士の年俸を20-30%ずつ削減したと聞いている」と伝えた。

来年7月の法律市場第3次開放を控え、大手ローファームの危機が現実化している。弁護士2万人時代が開かれて市場が飽和しているうえ、外国系の大手ローファームまでが攻勢を強め、「内憂外患」状態という。特に昨年以降に閉鎖したローファームは60カ所にのぼる。昨年、中小規模のローファーム30カ所が消えたのに続き、今年は8月末までに約30カ所が廃業した。大韓弁護士協会の関係者は「廃業ローファームの大半は年間の事務室維持費4億-5億ウォンをカバーできない弁護士10人未満の中小型ローファーム」と話した。


大手ローファームの危機感も強まっている。中央日報のアンケート調査で「外国系ローファーム参入で最も脅かされる点は」という質問に対し、国内10大ローファームの代表弁護士10人のうち5人が「国内大企業の海外M&A(企業の合併・買収)諮問分野」と答えた。残りの5人は企業公開(IPO)、知的財産権など分野での専門性を挙げた。



<危機の韓国ローファーム>(1)内憂外患…国内ローファーム60カ所廃業(下)

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