インターネットの画像の中に隠されたウサマ・ビンラディン氏の暗号を探せ。 米連邦捜査局（ＦＢＩ）が、ビンラディン氏のテロメッセージ伝達手段と推定される画像から暗号を探し出すのに総力を挙げていると、日本の週刊誌アエラが最新号で報道した。

ビンラディン氏は「ステガノグラフィ」と呼ばれる最新技術とインターネットを利用しながら、各国のテロリストらとメッセージをやり取りしているとされている。


河口英二九州工業大教授は「デジタル画像は色の情報を持った多くの点の集合体であり、これらの点の中には、なくても映像に影響を与えないものがある」とし「これを利用して暗号をやり取りすれば発見するのは非常に難しい」と話した。


映像と関係がない点を取り出し、映像、音声、文書などの各種情報を入れたドットを取り入れて送った後、受信者がそのドットを復元するのだが、新しい情報を加えても全体の映像には全く影響を及ぼさない。

米国など５カ国が世界のすべての電話、ファックス、電子メールなどを傍受するエシュロンシステムでも、ステガノグラフィ暗号を摘発できないとされている。