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<平和オデッセイ2015>平和・共存・統一に向け、今こそ韓日中の市民が出よう(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

6月22~27日に北朝鮮・中国の国境の実地調査した途中で白頭山(ペクドゥサン)天池に登り記念撮影をした「平和オデッセイ2015」の参加者。北東アジア情勢や南北統一案などをテーマに3回のセミナーを開いて討論を行った末に「平和・共存・統一のための市民提案」を29日採択した。

今年2015年は、光復(解放)70周年、分断70周年になる年だ。光復の喜びもつかの間、分断と共に民族抗争と離散の痛みを抱えながら70年を過ごした。苦難の歳月であったし、希望と奇跡の歳月でもあった。韓国は艱難の時間を踏み越えて世界で類例のない経済成長を実現し、弱小国から中堅国に背伸びすることに成功した。私たちは平和と民族統一を一時も忘れないまま今まで駆けてきたが、いまだ韓半島(朝鮮半島)が一つになる夢をかなえられない厳酷な現実を直視している。

平和統一は民族の念願だ。分断は国際的な冷戦秩序によって発生した避けられない結果であり、私たちの民族が自ら招いた失策でもあった。昔も今も強大国は、冷静な勢力対決の本質を変えず、分断から平和・共存と統一へ向かう道を自ら切り開くべきだというのが私たちの悟りだ。南北関係は時に和解と協力的ムードを創り出したりもしたが、軍事力対立を主軸として「緊張した平和」を維持存続してきた。政権が変わっても持続する平和的な対北朝鮮政策が必要だ。

北東アジアでは米・中・日の夢と利害の衝突で危機感が高まっている。韓・中・日は世界経済の5分の1を占めるほど経済的比重の高い地域であり、今後は世界経済を導く活力と創造力をつくり出す地域だ。米国を含め世界の軍事力の60%が集中している所でもある。経済的豊かさと軍事的危機が重なっている「アジアパラドックス」の矛盾が重なった国がまさに韓国だ。最近、東北アジアで勃興している新民族主義はアジアパラドックスに対する各国の対応理念だというだろう。中国は「中国の夢」の実現を世界万国に告げており、日本は平和憲法の修正を通じて戦争遂行が可能な国に変身している。韓国は交錯する強大国の利害関係で民族の念願である平和統一をどのように成し遂げるのだろうか。私たちの前に置かれた最大の歴史的課題を実現するために覚悟を改めて確かめなければならない時だ。

<平和オデッセイ2015>平和・共存・統一に向け、今こそ韓日中の市民が出よう(2)

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