米国を国賓訪問中の習近平中国国家主席が訪米期間中、オバマ大統領と米中の空中衝突を防ぐための準則を議論する予定だ。習主席は米国財界の大物たちに会って中国の「開放セールス」にも乗り出した。今回の訪問の核心議題である米国との新型大国関係の構築のために、まずは経済界を攻略するという戦略的な歩みだ。

呉謙中国国防省報道官は２４日、習主席の訪米期間中に両国首脳は空軍機の空中衝突を防止するための案を議論すると明らかにした。突発事態による両国の衝突を避けて戦略的な相互信頼を重ねて軍事面の新型大国関係を構築するためのものだというのが呉報道官の説明だ。

習主席は２３日（現地時間）、ヘンリー・ポールソン元財務長官が主導するポールソン研究所がワシントン州シアトルで主催した米国・中国企業ラウンドテーブルに参加して「中国経済のファンダメンタルは良好」として経済に対する自信を見せた。彼は引き続き「中国は外部の世界に今よりさらに大幅に開放するだろう。改革なしでは推進力がなく、開放なしでは発展もない」と強調した。


彼は具体的な開放拡大事例として来春オープンする上海ディズニーリゾートを挙げた。習主席は「ほかの官僚たちは（ディズニーリゾートよりも）中国文化に基盤を置いたプロジェクトを支持した」として、自身がディズニーリゾートのオープンを断行したことを明らかにした。先月の株式暴落で高まっている中国経済への不安感を払拭させるための発言だ。

米国政府と財界がこれまで要求してきた知的財産権の保護や法執行の透明性に関連し、彼は「法を土台にした事業環境、開放的環境づくりを続ける」として「知的財産権を確実に保護するという立場には変わりない」と明らかにした。



バフェット・ベゾス・クック総出動…習近平「開放拡大」セールス（２）