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「難民の100人に2人はIS隊員」…恐怖に震える欧州

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
第2次世界大戦以降で最悪の難民流入を体験している欧州が弱り目にたたり目でテロの脅威に震えている。怒涛のように流れ込む難民の中に武装勢力イスラム国(IS)の隊員が潜入しているという懸念が大きくなっているためだ。

フランシスコ法王は14日、「ISの武装勢力が難民の行列に混ざっている可能性が大きい」として懸念を表明した。法王はこの日ポルトガルのメディアと行ったインタビューで、「イタリア南部シチリア島から400キロメートル離れたところに驚くほど残忍なテロリストグループがいる。彼らが難民を装って欧州に潜入する危険があるのは事実」と話した。彼は「聖書には『見慣れない者を歓迎せよ』とあるが、安全と関連した事前予防策は必要だ」と強調した。

このように法王がISのテロの可能性に対し直接警告するのは、ISがバチカンとフランシスコ法王をテロの対象としていることと関連がある。ISが法王をテロのターゲットにしているという事実は何回も表われている。機関紙「ダービク」にバチカンのドームの上にISの旗を立てた合成写真を公開し、IS隊員がバチカンでのテロのためにイタリアを何度も訪問した事実が明らかになったりもした。22日から米国を訪問する法王に対するテロの可能性が提起されているが、これもやはりISが計画するテロの可能性が大きいと英テレグラフ紙は指摘した。


シリアからの難民の100人中2人ずつIS隊員が隠れているという主張も提起された。レバノンのイリヤーズ・ブー・サアブ教育相は14日、レバノンを訪問したキャメロン英首相に、「ISが子どもを含む難民の一部を抱き込んでトルコ、ギリシャを経て欧州に送り込んでいる」と話した。サアブ教育相の主張通りなら、英国が2020年まで受け入れると公言したシリア難民2万人のうち400人がIS隊員となる。彼は「雇用も教育もない難民収容所のようなところはISが隊員を募集しやすいところ。ISに抱き込まれた難民が雨後のたけのこのように増え脅威になるだろう」と話した。

来年までシリア難民1万人を受け入れることにした米国で反対世論が大きかったのもISによるテロの可能性のためだった。マイケル・マコール米下院国土安全保障委員長は、「難民が流入すればわれわれは彼らがだれなのかまともに知る術がない。難民受け入れはIS隊員潜入の可能性を拡大する非常に無謀で危険な政策」と話した。

11日にはあるIS情報要員が「欧州に潜入したIS隊員は4000人を超える」と主張し議論が起きたりもした。この要員はオンラインメディアのバズフィードに、「西側先進国の難民配慮政策を利用し隊員4000人が潜入した。彼らが難民ルートに沿って欧州全域に浸透する準備を終えた」と明らかにした。英デイリーエクスプレスは「トルコの難民密入国業者がIS隊員10人余りが欧州に潜入するのを助けた事実を認めた」と報道した。



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