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衛星ロケットに弾頭搭載すれば米国が射程圏のICBMに

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮は科学的目的で観測用人工衛星を打ち上げると主張している。しかし国際社会は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験と見なしている。

政府の当局者は15日、その理由について「人工衛星発射体と長距離ミサイルは技術的に同じ」と説明した。この当局者は「北の衛星開発レベルや経済事情を考慮すると、北が打ち上げるという衛星は産業科学用として実際に活用される可能性は低い。それよりも核弾頭ミサイル発射技術を確保または誇示しようという目的と見るのが合理的」と述べた。

人工衛星打ち上げロケットと大陸間弾道ミサイルは多段階ロケットを利用するという点で基本構造が同じだ。衛星を搭載すればロケットに、弾頭を搭載すればICBMになる。ただ、衛星打ち上げロケットは宇宙に飛んでいくが、ICBMは大気圏の外に出てから落下時に再進入するため弾頭を覆う部分が高熱に耐えられるものでなければいけない。


国際社会は北朝鮮に限り、人工衛星を搭載したとしても弾道ミサイル技術を利用したいかなる発射も禁止している。国連安保理の対北朝鮮決議案1718号、1874号、2087号、2094号に反するからだ。実際、北朝鮮が2012年12月に衛星打ち上げと主張して銀河3号を発射すると、国連安保理は追加で制裁を加えた。

特に北朝鮮の長距離ミサイルは米国を狙った側面が多い。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記も2013年1月の声明で、「我々が発射し続けるいくつかの衛星と長距離ロケットも、我々が進める高いレベルの核実験も、米国を狙うことになるということを隠さない」と明らかにした。北朝鮮はこの声明を発表してから1カ月後の2月12日、咸鏡北道豊渓里(プンゲリ)で3度目の核実験を強行した。



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