任鍾龍(イム・ジョンリョン)金融委員長
任鍾龍(イム・ジョンリョン)金融委員長が「ゾンビ企業」清算を宣言した。市場で淘汰されるべき不振企業が延命し、韓国経済を脅かす雷管になるという懸念からだ。
◆銀行員成果評価システムも見直し
最近、任委員長は内部で会議を主宰し、「現在進行中の企業負債に対する『ストレステスト』の結果に基づき、年内に『ゾンビ企業総合整理対策』を準備してほしい」と指示した。
ストレステストとは未来のリスクを仮定して銀行と企業の潜在的な損失を測定するものだ。金融監督院は今月、銀行の企業貸出と企業の財務状況が中国の景気失速や米国の利上げ、業界の状況変化などのリスクにどれほど耐えることができるかを点検している。金融当局の関係者は「今回のストレステストは2008年の金融危機に準ずる強度で進めている」と説明した。
金融委は特に銀行に対し、企業の格付け評価を厳格に適用するよう強調している。任委員長は先月21日、ソウル明洞(ミョンドン)の銀行会館に17行の与信担当副銀行長を招集し、「銀行がゾンビ企業を把握できる与信審査能力を備えているにもかかわらず、これを意図的に回避している」という趣旨で強く叱責したという。銀行と銀行員が短期健全性と個人成果評価(KPI)が落ちるのを防ぐため、限界企業への貸出を維持している状況を指摘したのだ。
このため金融委はゾンビ企業を整理するための対策の準備に入った。金融機関別の検査過程で限界企業に対する引当金を十分に確保したか、与信審査を正確にしているかなどを集中的にチェックすることにした。信用保証基金と技術保証基金の保証慣行も改める計画だ。信保の保証総額の40%を占める業歴10年以上の企業の相当数が限界企業である可能性が高いというのが金融当局の見方だ。
また信用リスクを厳格に適用してゾンビ企業を整理する金融機関には各種規制指標を緩和し、インセンティブを与える一方、返済能力がない企業に支援を続けている場合は強力に制裁することを検討している。これに関する金融機関職員成果評価(KPI)ガイドラインも新たに提示する予定だ。
利子も返せない企業590社に増加…「ゾンビ企욋を年内整理」=韓国(2)
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