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韓国、福祉・統一費用を勘案すれば財政余力なし…「ギリシャは他人事でない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
政府は8日、来年の財政支出を3.0%増やす予算案を発表し、異例にも「国家債務が深刻な水準」と述べた。来年の国家債務が初めて国内総生産(GDP)の40%を超えることに頭を下げた。韓国が直面している特殊性を勘案すると、国際社会が勧告する国家債務水準を超えたというのが予算当局の判断だ。天文学的な福祉支出と統一費用を考えると、財政余力はすでに底をついたということだ。

◆管理財政収支37兆ウォン赤字

「2016年予算案」によると、来年の国家債務は645兆2000億ウォン(約65兆円)と、今年より50兆1000億ウォン増える。国税収入が振るわず財政支出を3.0%(11兆3000億ウォン)増やすため、それだけ借金をするということだ。赤字国債だけで40兆1000億ウォンを発行する計画だ。


補正予算編成を含む支出増加率が8.1%にのぼり、赤字国債発行規模は過去最大の今年(42兆5000億ウォン)並みの規模だ。財政健全性指標の管理財政収支の赤字は今年の33兆4000億ウォン(GDP比2.1%)から来年は37兆ウォン(GDP比2.3%)に増える。

国税収入と経済成長率予測が現実的に調整された点も国家債務が増えた要因だ。来年の国税収入は223兆1000億ウォンと、今年の本予算収入(221兆1000億ウォン)と大きな差はない。均衡財政達成のために無理に国税展望を膨らませようとしたのを正常化するレベルだ。国税収入予想の根拠となる来年の実質成長率も3.5%から3.3%に調整した。



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