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朴大統領「歴史を認めないのは、手の平で空を覆うこと」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「歴史は悠久に流れて永遠に残るものなので、それを認めないのは手の平で空を覆うことと同じであり、自身の能力を過大評価するのです(不自量力)」

朴槿恵(パク・クネ)大統領が3日、中国の有力日刊紙である人民日報とのインタビューで「北東アジアに広がっている各種の摩擦や対立を、平和と協力の秩序にするためには、領域内の国家間で正しい歴史認識に基づいて新しい未来に進もうとする共同の努力が必要だ。これが前提になる時、過去の歴史が残した傷が癒され克服できる」としながらこのように話した。朴大統領は人民日報と事前に書面でインタビューを進めた。朴大統領はこの日、上海臨時政府庁舎の再開館式への出席などのスケジュールをこなした後に帰国する。

朴大統領は「韓中両国は20世紀初め、日本の帝国主義の侵奪にあった不幸な歴史の経験を共有している」として「当時私たちの独立抗争は相当部分が中国で展開したが、その過程で多くの中国国民の支援があったことを私や韓国国民はしっかり記憶しており、古い友人への感謝の気持ちを持っている」と謝意から表わした。引き続き「韓国も今年(日本の植民統治から抜け出した)光復(解放)70周年を迎えて過去の独立抗争の歴史を記念して再照明する動きが活発だが、中国で繰り広げられた独立運動に対する関心も大きくなっている。私が上海の大韓民国臨時政府庁舎の再開館式に参加するのは、20世紀に韓国と中国の両国が共に困難を克服した『患難之交』の歴史を振り返る良いきっかけになるだろう」と述べた。朴大統領は2日、習近平中国国家主席との首脳会談でも患難之交という表現で両国の友情を強調していた。


朴大統領は「これまで中国政府と地方政府が上海臨時政府庁舎をはじめ重慶の光復軍総司令部、ハルビンの安重根(アン・ジュングン)義士記念館など中国各地の韓国独立運動の史跡保護に積極的に協力してくれたことに深く感謝申し上げる」と再び感謝の気持ちを伝えた。

朴大統領は正しい歴史認識を重視しながら未来にも傍点をつけた。「北東アジア地域で共同の認識を基に相互協力を増進させるパラダイムは大変重要だ。韓国が現在、北東アジア平和協力構想を推進して韓中日3カ国首脳会談の再稼働のために努力しているのも、協力の慣行を通じて信頼の新しい秩序を作るためだ。今回の9・3戦勝日記念行事と韓中首脳会談を通じて、北東アジア地域でより未来志向的な秩序を作る重要な転換点が用意されることを期待する」としながらだ。

韓中関係については「韓国の夢と中国の夢を共に盛り上げるためには、政治・外交安保分野まで拡張されている『韓中の戦略的協力パートナー関係』の発展が中長期的に持続されなければならない」と評価した。「韓中両国の関係が発展するほど摩擦要因も多くなるはずだ。このような問題を賢く管理して韓中両国の関係を未来志向的に発展させ続けていけば、中国の夢と第2の漢江(ハンガン)の奇跡を成し遂げるための助けになる」とも述べた。

朴大統領は、中国国民に向けた直接的メッセージも出した。「今年初日に人民日報の人民網を通じて中国のネットユーザー皆さんに新年のご挨拶をした後、多くの中国国民が気持ちを込めた手紙を送って下さったが、声援を惜しまない中国国民の皆様に感謝申し上げる」と述べた。



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