崔ギョン煥副首相(写真=中央日報DB)
党と政府は来年度予算案に非武装地帯(DMZ)の戦闘力を強化して対潜水艦戦力を増強するための国防費投資を大幅増やすことにした。国会予算決算委員会の与党側幹事である金聖泰(キム・ソンテ)議員は「境界地域や対潜水艦戦力の強化のための国防投資予算の増額が避けられないことで党と政府が意見を集約した」と話した。今年度の国防予算は約37兆4000億ウォンだったが、国防部は企画財政部に来年度予算として約40兆1000億ウォンを計上した状態だ。7.2%の増額要請だ。
党と政府は同時に▼京元(キョンウォン)線の復元▼DMZ世界生態平和公園の建設--などの事業予算も十分に編成することにした。南北高官接触の合意結果により、南北関係の改善に備えるという意味だ。
ただ、全体予算の拡張規模をめぐっては党政間の細部調整が必要な状況だ。セヌリ党は大々的な予算増額を要求している。党内では来年度予算を390兆ウォン以上に増やさなければならないという主張が多い。政府は▼創造経済革新センターを中心とした青年雇用事業▼失業給与および賃金ピーク制の拡大--などに予算を集中編成する計画だが、セヌリ党は▼低信用・低所得層の庶民に10%台の金利で融資する「太陽ローン」に対する財政支援▼保育士の処遇改善と保育予算▼敬老センターの冷暖房費▼農業政策資金の金利追加引き下げ▼落伍地域の上水管路の整備▼大田(テジョン)顕忠院の拡張予算--などを別途注文している。
だが、政府はセヌリ党が要求する拡張幅に対しては難色を示している。崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官は党政協議で「財政健全性が大きく損なわれない範囲で財政を拡張的に運営したい」と述べた。これに対し、金聖泰議員は協議を終えた後、「政府が来年度予算総額を非常に保守的に捉えている」と不満を表した。
野党は与党が来年の総選挙をにらんでばらまき予算を編成しているのではないかと疑っている。同日、国会企画財政委員会は崔副首相が出席する中で政府の国家財政運用計画を審議した。来年度予算案に関連して政府がどのような原則を立てたのか確認する席だったが、会議が開かれるや総選挙を主題に攻防が起きた。
新政治民主連合は今月25日、崔副首相がセヌリ党議員研鑽会で述べた発言を問題にした。当時、崔副首相は経済展望に対して講演しながら「今年3%台の成長を達成して党の総選挙の日程に役立つようにしたい」と話し、新政治連合が26日、崔副首相を中央選挙管理委員会に選挙法違反容疑で告発した。新政治連合の崔宰誠(チェ・ジェソン)議員はこの発言とあわせて崔副首相の党政協議発言も問題にした。来年度に社会間接資本(SOC)予算の規模を増やすという趣旨の発言をしたが、「選挙法違反とまではいかないが政治的に適切でなかった」という主張だった。だが、崔副首相は「そのような指摘はただの政治攻勢だ」と一蹴した。崔副首相は25日の発言に関連しても「経済を生かせば与野党すべてに役立つ」と述べて問題になるものはないという立場を示した。
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