北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第１書記が労働党中央軍事委員会の一部委員を解任して組織改編を断行したことが分かった。しかし、具体的な名簿や組織改編の内容は公開しなかった。

北朝鮮朝鮮中央放送は２８日、金第１書記が党中央軍事委員会の委員や総政治局、人民武力部、総参謀部、内閣幹部や軍団級指揮官などが参加する中で党中央軍事委員会拡大会議を主宰し、このような措置を下したと報じた。

朝鮮中央放送によると、今回の会議は交戦寸前まで緊張が高まった情勢の中で北朝鮮が取った措置と執行過程分析を通じて国家の防衛力を強化するための戦略的課題を用意し、羅先市（ラソンシ）の洪水被害復旧対策などを話し合い、人事改編を断行するために招集されたものだ。


金第１書記は「われわれ祖国の前に接近した危機が水の泡のように消えて危険千万な事態は平定された」とし「戦争という災難の高波の前でも戦争の勝利を確信させてくれた人民と将兵に熱い感謝を送る」と明らかにしたと同放送は伝えた。