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【時視各角】「やればできる」にとどまっている韓国外交(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「ああ、本当に私はとてつもない苦労をした…」「あの時のことを考えると嫌になり、悲しく、うんざりする…」。

文を読んで胸が詰まる時がある。中央日報が8月14日から始めた「日本軍強制慰安婦」の記録がそうだった。70年前、80年前のおばあさんに戻った私の全知的想像のためだった。国が滅びた。だれが、どう間違ったのかは16歳の少女と無関係だ。それでも少女の人生はそっくり変わった。娘として、妹として、平和に暮らしてきた人生は踏みにじられた。代わりに悪夢が現実に果てなく押し寄せた。それを想像することだけでも私は息が詰まった。

おばあさんのエピソードが載せられた翌日、日本の安倍晋三首相は戦後70周年談話を発表した。安倍首相の談話は110年前に朝鮮を強制併合する時のように巧妙だった。「戦場の陰には深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも忘れてはなりません」として日本軍強制慰安婦に言及した部分もそうだった。安倍首相はこの文のすぐ前にこうした話をした。「中国、東南アジア、太平洋の島々など、戦場となった地域では戦闘のみならず食糧難などにより、多くの無辜の民が苦しみ犠牲となりました」。


「戦場の陰」と「戦闘のみならず、食糧難などにより」という表現が対句で登場したのは偶然だろうか。日本は政府次元で「おばあさん」に対する謝罪と贖罪をせずにいる。証明された歴史ではないとの言い訳からだ。そのため安倍首相の談話は2007年にワシントンポストにのせられた広告の文句とつながっている。当時米下院に「日本軍慰安婦決議案」が上程されると、日本の議員47人は「日本軍慰安婦は自発的な売春行為」という広告を出した。

英国の歴史学者E・H・カーは「歴史の中の事実は純粋な形式で存在せず、また、存在できない。いつも記録者の心を通じ屈折して伝えられる」(『歴史とは何か』より)と見抜いた。勝者の歪曲が込められたという話だ。安倍首相の2015年談話には依然として勝者の屈折が込められた。



【時視各角】「やればできる」にとどまっている韓国外交(2)

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