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【社説】危機に向かう韓国経済、市場の復讐が始まったのか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
総体的な危機だ。主力産業は全て揺らぎ、悪化した企業の構造調整は遅々として進まない。内需停滞の谷間は深くなり、輸出まで後ずさりすることに慣れてしまった。今年3%台の成長どころか韓国銀行が展望していた2.8%も手にあまる局面だ。証券市場はショックに陥り、為替レートは1ドル=1200ウォン目前だ。ブルームバーグ通信が韓国を「不安な10カ国」に含めたことは特に異常なことでもない。ちまたの「2017年危機説」はいつのまにか「2015年9月危機説」に前倒しになるだろうという憂慮まで出てくる。

本欄で何度も警告したように、何か来るものが来ているのは確実だ。いや、すでに災難の真ん中に来ているようだ。まったく突破口が見えない。企業実績の悪化、成長鈍化、外国人資金の離脱に遅々として進まない構造改革は、かつての危機の時とそっくりだ。3700億ドルの外貨準備高のほかに違いははない。天変地異でもない限り突然近づく経済危機はない。事前の兆候は数えきれないほどあった。危機を危機として感じられない不感症のせいであり、鈍感だっただけだ。

当分は中国発の人民元ショックが大きく見えるだろう。今年、中国は25年ぶりに成長率7%が崩れるだろうという展望が支配的だ。「世界の工場」といっていた中国が今や「世界危機の工場」という新たな悩みの種になりつつある。輸出の25%、GDPの10%を中国に依存する韓国としては中国経済がインフルエンザにかかれば、ただちに肺炎に転移しかねない。しかし昨今の経済難局を中国のせいにだけするのは本質のごまかしであり責任回避だ。人民元ショック以前から輸出は消えていたし、MERS衝撃は内需停滞を一時的に加速化したが問題の本質でも核心でもない。

【社説】危機に向かう韓国経済、市場の復讐が始まったのか(2)

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