キンドルバーガーの主張を十分に噛みしめてみる理由は、昨今の韓国の経済状況のためだ。最近の韓国経済は漢江(ハンガン)の奇跡などかつて自負心としていた例外主義に対する確信はますます減り、1980~90年代に享受した高度成長期を懐かしがっている。成長動力が弱まっている上に自負心だった製造業も中国の激しい追撃に苦しめられ、認めたくはないが韓国経済が短い青年期を経て「ミッドライフ・クライシス」(中年の危機)に陥ったのではないかとの懸念まで入る。
実際に韓国経済の成長動力はますます弱まる傾向にある。経済協力開発機構(OECD)は昨年、韓国の潜在成長率が2008~2013年の3.7%から2014~2030年には2.9%に下落し、2031~2060年にはOECD平均の1.8%も下回ると予想した。米競争力委員会が発表した製造業競争力順位でも韓国は2010年の世界3位から2016年には6位に落ちると予想された。
実際に韓国経済の成長動力はますます弱まる傾向にある。経済協力開発機構(OECD)は昨年、韓国の潜在成長率が2008~2013年の3.7%から2014~2030年には2.9%に下落し、2031~2060年にはOECD平均の1.8%も下回ると予想した。米競争力委員会が発表した製造業競争力順位でも韓国は2010年の世界3位から2016年には6位に落ちると予想された。
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