韓国政府は14日、安倍首相の談話に対する公式的な反応を表明しなかった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)も外交部も反応を先に延ばした。15日の朴槿恵(パク・クネ)大統領の光復(解放)70周年8・15演説が談話に対する最初の反応となる可能性がある。青瓦台は14日夜遅くまで談話の内容を分析し、世論の推移を見守った。朴大統領も光復節の演説に対日メッセージをどのように込めるか熟考したという。
青瓦台の関係者は個人の意見であることを前提に、「安倍首相が自分の言葉ではなく他人の言葉を引用して謝罪の形式をとったのは残念だ」とし「謝罪には誠意があるべきであり、直接的でなければいけない」と述べた。また「国民が納得する水準に大きく及ばない」と語った。
別の関係者は「侵略に対する痛切な反省が不足しているのをはじめ、不満に思う側面が多いが、深く悩んだことも垣間見える」とし「我々の当初の期待には達しなかったが、歴代内閣の歴史認識を引き継ぐという内容など我々が主張してきた部分もあった」と評価した。別の青瓦台参謀は「安倍首相は誠意を見せることができなかった」とし「ただ、韓日関係の未来を考えれば感情的に対応するより、慎重に接近する必要もある」と述べた。
安倍首相の談話は朴大統領の光復節演説にも影響を及ぼすだろうと、青瓦台の関係者らは伝えた。談話の内容が満足できるレベルではないだけに、朴大統領が前向きな提案を出すのは容易でないだろうと述べた。一部では、朴大統領の対日批判レベルが高まることもあるという見方が出ている。
外交部は安倍談話が発表されると、尹炳世(ユン・ビョンセ)長官ら幹部が集まり、2時間以上も談話文の内容を分析しながら対策を議論する会議を開いた。しかし結論は「今日(14日)は立場を表明しないことにした。さらに綿密に検討した後、近いうちに立場を明らかにする」(外交部当局者)だった。この当局者は「岸田外相が午後7時15分ごろ、尹長官に電話で談話の趣旨などを説明し、歴代内閣の歴史認識が今後も揺れることはないと伝えた」と話した。尹長官は岸田外相に「日本政府の誠意ある行動が何よりも重要だ」という点を強調したという。
政界では批判意見が多かった。与党セヌリ党の金栄宇(キム・ヨンウ)報道官は論評で「侵略史に対する反省と謝罪は直接言及するというより、過去形で遠まわしに表現し、慰安婦問題にも間接的に言及したのは残念だ」と指摘した。新政治民主連合の金聖洙(キム・ソンス)報道官は「村山談話のキーワードである植民地支配、侵略、おわび、反省をすべて表現したが、巧妙な形で責任を避けた」とし「真の反省と謝罪がなく、非常に残念だ」と述べた。羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)外交統一委員長は「片足だけを掛けたような不明瞭な謝罪」と語った。
青瓦台の関係者は個人の意見であることを前提に、「安倍首相が自分の言葉ではなく他人の言葉を引用して謝罪の形式をとったのは残念だ」とし「謝罪には誠意があるべきであり、直接的でなければいけない」と述べた。また「国民が納得する水準に大きく及ばない」と語った。
別の関係者は「侵略に対する痛切な反省が不足しているのをはじめ、不満に思う側面が多いが、深く悩んだことも垣間見える」とし「我々の当初の期待には達しなかったが、歴代内閣の歴史認識を引き継ぐという内容など我々が主張してきた部分もあった」と評価した。別の青瓦台参謀は「安倍首相は誠意を見せることができなかった」とし「ただ、韓日関係の未来を考えれば感情的に対応するより、慎重に接近する必要もある」と述べた。
安倍首相の談話は朴大統領の光復節演説にも影響を及ぼすだろうと、青瓦台の関係者らは伝えた。談話の内容が満足できるレベルではないだけに、朴大統領が前向きな提案を出すのは容易でないだろうと述べた。一部では、朴大統領の対日批判レベルが高まることもあるという見方が出ている。
外交部は安倍談話が発表されると、尹炳世(ユン・ビョンセ)長官ら幹部が集まり、2時間以上も談話文の内容を分析しながら対策を議論する会議を開いた。しかし結論は「今日(14日)は立場を表明しないことにした。さらに綿密に検討した後、近いうちに立場を明らかにする」(外交部当局者)だった。この当局者は「岸田外相が午後7時15分ごろ、尹長官に電話で談話の趣旨などを説明し、歴代内閣の歴史認識が今後も揺れることはないと伝えた」と話した。尹長官は岸田外相に「日本政府の誠意ある行動が何よりも重要だ」という点を強調したという。
政界では批判意見が多かった。与党セヌリ党の金栄宇(キム・ヨンウ)報道官は論評で「侵略史に対する反省と謝罪は直接言及するというより、過去形で遠まわしに表現し、慰安婦問題にも間接的に言及したのは残念だ」と指摘した。新政治民主連合の金聖洙(キム・ソンス)報道官は「村山談話のキーワードである植民地支配、侵略、おわび、反省をすべて表現したが、巧妙な形で責任を避けた」とし「真の反省と謝罪がなく、非常に残念だ」と述べた。羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)外交統一委員長は「片足だけを掛けたような不明瞭な謝罪」と語った。
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