コン・ジョムヨプさんが左腕の入れ墨を眺めている。慰安所で会った「3人のお姉さん」とお互い忘れないでおこうと約束して入れた徴表だ。
5日、全羅南道海南(ヘナム)の療養病院で会ったコン・ジョムヨプさん(95)は30度以上の暑さの中でも長袖の患者服を着ていた。脳卒中で不自由になり始めた左手と左足は真夏にもかかわらず冷たかった。慰安婦として連れて行かれた当時、慰安所でけがをして生じた首の後ろの小さなこぶは拳ほどに膨らみ、横になるのも不便そうだ。
<慰安婦生存者13人証言>「地獄のような慰安所、私を支えたのは…」(2)
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