「平和オデッセイ2015」の最後を飾る第3回セミナーが10日、ソウルロッテホテルで開催された。韓国を代表する知識人が6月22-27日、朝中国境地域を踏査しながら開いた第1・2回セミナーに続き、南北の平和・共生案をめぐり8時間にわたる討論をした。
ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテル2階のエメラルドルームで開かれた第3回セミナーは中道保守性向の人たちの前向きな解決策の提示が目を引いた。李仁浩(イ・インホ)ソウル大名誉教授(元駐ロシア大使)は「6月末に朝中国境地帯1400キロを見て回るオデッセイ行事に参加したおかげで、北の立場で中国を見た時の心理がどういうものかを考えてみることができた」とし「北が反米・反韓感情だけでなく中国に対する恐怖や嫌悪もあるのではという印象を受けた」と述べた。李仁浩教授は「朝米関係の正常化なしに南北関係の正常化は容易でない」とし「朝米関係の正常化に我々が積極的に乗り出さなければいけない」と述べた。李教授は「相当な代価を支払ってでも、北に米国の影響力が及ぶのが我々にも有利になるだろう」と診断した。
司会を務めた金永熙(キム・ヨンヒ)中央日報論説委員が「李仁浩教授は保守に分類されるが、朝米関係の正常化のために米国を説得するべきだと話すのをみると励みになる」とし「そのような考えが保守全体に広がればいい」と述べた。
千英宇(チョン・ヨンウ)韓半島未来フォーラム理事長(元青瓦台外交安保首席秘書官)は北朝鮮の韓国哨戒艦「天安」爆沈挑発に対する韓国政府の5.24対北朝鮮制裁措置に関し、「解除できないものもあるが、人的交流の遮断を続けるのは誤り」と話した。
自らを「合理的保守」と明らかにした白栄哲(ベク・ヨンチョル)韓半島フォーラム理事長は「南北が平和共存のために、互いに食べて食べられる吸収統一と赤化統一はあきらめなければいけない」と述べた。白理事長は「李姫鎬(イ・ヒホ)氏(金大中大統領夫人)の訪朝を期待したが、統一部長官が政府のメッセージがない個人の資格だと強調したため、特使の機会を逃した」と語った。白理事長は「政府が南北関係を改善させようとしても、いかなるインセンティブもなく北を動かすのは難しい」とし「政府が北に離散家族の再会を要求しながら金剛山(クムガンサン)観光の再開や食糧支援などの補償策を拒否するのはアマチュアリズム」と批判した。
キム・ビョンヨン・ソウル大教授は「朴槿恵(パク・クネ)大統領が与野党代表とともに談話を通じて、天安爆沈日の3月26日を『将兵の日』に定め、追悼行事を続けながら5・24制裁を解除し、これをきっかけに平和に転換しようと国民を説得する必要がある」と提案した。キム教授は「平和オデッセイを10年前、少なくとも今政権に入る前に始めていれば、対北政策の軸になっていたはずだ」と話した。
進歩性向の白楽晴(ベク・ナクチョン)ソウル大教授は「韓国社会の真の発展を阻む要素は左や右にある」とし「政治権力を含めて有利な位置づけを占めた右側から、合理的保守主義を代表する声が高まるべき時期だ」と述べた。金永熙論説委員は「保守・進歩性向の学者・専門家が集まって討論するこの瞬間にも、我々が進化していることを感じる」と述べた。
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