中国の人民元切り下げ措置により、韓国株式市場で業種別に悲喜が交錯する見通しだ。

韓国投資証券は１２日、報告書「人民元の切り下げ以後の業種別展望」を通じて、元安によって恩恵を得る業種として自動車と衣類ＯＥＭ（相手先ブランド製造）を選んだ。反対に化粧品や免税、旅行など中国関連消費株は被害を受けるだろうと分析した。

韓国投資証券は、自動車業種は追加の円安が制限的であるとの見方もあり、元の切り下げにより恩恵を受ける代表的な業種になる可能性が高いと分析した。半面、化粧品や免税、旅行など中国インバウンド消費株は中国人の海外消費が国内消費に転じる可能性があり、大きな被害を受けるおそれがあると指摘した。


特に、化粧品の場合は高いバリュエーション（価値比評価）に対する議論もあり、いち早く調整圧力を受ける業種になるだろうと予想した。