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「米国、戦勝式に朴大統領の代わりに駐中大使出席勧める」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国が来月3日に北京で開かれる中国の抗日勝利70周年記念式(閲兵式)に、朴槿恵(パク・クネ)大統領の代わりに金章洙(キム・ジャンス)駐中韓国大使の出席を韓国政府に勧めていたことが確認された。これは「朴大統領に中国の閲兵式に参加するなという意向を表明したことはない」というホワイトハウスの立場とは正面対峙し、外交的議論が予想される。

中国のある外交消息筋は10日「米国は先月、韓国政府に朴大統領の閲兵式参加に反対するという立場を伝えた。米国はまた韓国が必ず参加しようとするなら大統領の代わりに金大使を送るよう勧めた」と明らかにした。この消息筋はさらに「しかし韓国政府は同盟である米国はもちろん中国との関係なども考慮して決めるという立場を米国側に伝えた」と話した。

中国政府は来月の閲兵式に金大使をはじめ多くの外国大使を行事に招く方針をすでに決めた。したがって金大使の閲兵式出席は、米国の勧誘とは関係なく実現する可能性が大きい。


また別の中国消息筋は「当時、米国は韓国の大統領が閲兵式に参加すれば6・25戦争当時の敵国の軍事大国化パレードに同調する印象を与えかねず、これは韓米同盟にも否定的な影響を及ぼす恐れがあるという立場を表明したようだ」と明らかにした。彼はまた「韓国としては経済関係はもちろん北核問題など中国との協力を考慮しないわけにはいかず、米国に『大統領不参加』という意思を明らかにしなかったそうだ」と話した。

日本の共同通信は米国が朴大統領の閲兵式不参加を要請したと9日報道した。これに対して韓国外交部とホワイトハウスは事実無根だと否定した。

中国メディアはこの内容を重点的に報道している。上海で発行される東方早報は10日「米国は朴大統領が閲兵式に参加すれば韓中関係がさらに近づいて韓日関係はさらに冷却しないか憂慮している」と分析した。中国は来月の閲兵式を通じて先端武器を大挙公開し、中国の軍事強国イメージを国際社会に伝える計画だ。これまでにロシアのプーチン大統領や中国・ロシアが主導する地域経済・軍事協力体上海協力機構(SCO)加盟国の首脳らだけが閲兵式への出席を確認した。



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