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人民元、IMFの主要通貨編入先送りされる見込み

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国人民元の本格的な国際化にはもう少し時間がかかる見通しだ。国際通貨基金(IMF)が人民元の特別引き出し権(SDR)通貨バスケット編入決定を来年9月以後に延期する可能性を示唆したためだ。IMFは4日(現地時間)、「今年末で終わるSDR編成を9カ月延長する内容の報告書を最近非公式に検討した」と明らかにした。

SDRは会員国がIMFから資金を引き出す際に使う一種の基準通貨だ。一般的にSDRに編入されれば基軸通貨と認定される。IMFは5年ごとにSDR編成基準を検討する。2010年に変更された編成基準によるとSDR通貨バスケットは米ドルが45%、ユーロが36%、英ポンドが10%、日本円が9%で構成されている。

中国政府は人民元のSDR編入のためこれまで動きを強めてきた。中国人民銀行は先月外国人投資家に債券市場を全面開放した。また、市場自由化措置を加速化し外国人投資家の株式市場アクセス性を高めると明らかにした。


だが、IMFは金融市場自由化がさらに必要という立場だ。人民元が基軸通貨の核心要件である「自由な使用」を充足できず、有事の際に国際金融市場で売買する際に問題が発生する可能性があると指摘した。ウォールストリートジャーナルは「中国政府が市場規制をさらに緩めてこそ人民元が基軸通貨に編入されるだろう」と報じた。

エコノミストによると、国際貿易決済通貨として人民元が使われる割合は、2009年の0%から昨年は22%に増えた。貿易決済で5番目に多く使われる通貨だ。また、50カ国の中央銀行が人民元を保有しているという。



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