「1カ月に3回解任された会長」。辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(60)のことだ。経営権紛争に巻き込まれた辛東彬会長は、創業者であり父である辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長(94)から7月の1カ月間に3回も解任書を受ける不名誉を抱いた。ロッテによると、辛東彬会長は父の7月17日付の「手書き解任書」に特に衝撃を受けたという。
辛東彬会長と後継の地位をめぐり衝突した兄の辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテ副会長は先月31日、誰かが手で書いた文書を公開した。この文書には「7月17日付で長男の辛東主を韓国ロッテグループ会長に任命する。次男の辛東彬をロッテグループ後継者として承認したことはない」という内容が書かれている。「総括会長辛格浩」というサインと印もあった。文書通りなら辛東彬会長が日本ロッテ代表に就任(7月15日)してから2日後、任命権者の辛格浩総括会長がこれを否認したということだ。
ロッテの関係者は「辛東彬会長は25年間勤務しながら精魂を込めて育てた韓国ロッテまでも長男に渡してしまったという点で非常に大きな衝撃を受けた」とし「文書の法的効力には関係なく、自尊心と胸に傷を負った」と話した。当時、この文書を辛格浩総括会長本人が書いたのかという論議があった。これに関し辛東主前副会長は父が本文を書いたのではないが、署名は本人(総括会長)がし、印も押したと主張した。
辛格浩総括会長は7月26日にまた次男を解任した。今回も辛東主前副会長が公開(7月30日)した文書だった。この「指示書」は手書きで作成されたものではないが、「辛東彬ロッテグループ会長をすべての職責から解任する」 「辛東主前副会長をロッテホールディングス社長に再任命する」という内容の文が総括会長のサインとともに書かれていた。
翌日の27日、辛格浩総括会長は長男とともに日本に行き、辛東彬会長など日本ロッテの取締役6人を一人一人呼称しながら「指差し解任」をした。3回目の解任だ。
辛東彬会長は父を前面に出した兄の格の低い攻撃に対して猛烈に反感を表したという。辛東主前副会長は先月29日に入国して以来、「辛東彬会長が歪曲された情報を流し、私が(日本ロッテから)永久追放された」 「辛東彬会長は父に殴られ、父と会っていない」「父が辛東彬会長を刑務所に入れろと言った」などと露骨な発言を続けてきた。
<ロッテ経営権紛争>1カ月間に3回解任された辛東彬…「手書き指示書」に最も衝撃(2)
辛東彬会長と後継の地位をめぐり衝突した兄の辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテ副会長は先月31日、誰かが手で書いた文書を公開した。この文書には「7月17日付で長男の辛東主を韓国ロッテグループ会長に任命する。次男の辛東彬をロッテグループ後継者として承認したことはない」という内容が書かれている。「総括会長辛格浩」というサインと印もあった。文書通りなら辛東彬会長が日本ロッテ代表に就任(7月15日)してから2日後、任命権者の辛格浩総括会長がこれを否認したということだ。
ロッテの関係者は「辛東彬会長は25年間勤務しながら精魂を込めて育てた韓国ロッテまでも長男に渡してしまったという点で非常に大きな衝撃を受けた」とし「文書の法的効力には関係なく、自尊心と胸に傷を負った」と話した。当時、この文書を辛格浩総括会長本人が書いたのかという論議があった。これに関し辛東主前副会長は父が本文を書いたのではないが、署名は本人(総括会長)がし、印も押したと主張した。
辛格浩総括会長は7月26日にまた次男を解任した。今回も辛東主前副会長が公開(7月30日)した文書だった。この「指示書」は手書きで作成されたものではないが、「辛東彬ロッテグループ会長をすべての職責から解任する」 「辛東主前副会長をロッテホールディングス社長に再任命する」という内容の文が総括会長のサインとともに書かれていた。
翌日の27日、辛格浩総括会長は長男とともに日本に行き、辛東彬会長など日本ロッテの取締役6人を一人一人呼称しながら「指差し解任」をした。3回目の解任だ。
辛東彬会長は父を前面に出した兄の格の低い攻撃に対して猛烈に反感を表したという。辛東主前副会長は先月29日に入国して以来、「辛東彬会長が歪曲された情報を流し、私が(日本ロッテから)永久追放された」 「辛東彬会長は父に殴られ、父と会っていない」「父が辛東彬会長を刑務所に入れろと言った」などと露骨な発言を続けてきた。
<ロッテ経営権紛争>1カ月間に3回解任された辛東彬…「手書き指示書」に最も衝撃(2)
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