決戦の日がきた。５日に中国・武漢で７７回目の韓日戦が行われる。２０１５東アジアカップ第２戦で韓国と日本が運命の勝負を繰り広げる。言葉は必要ない試合だ。韓日戦は無条件で勝利という公式が成立しなければならない。そして今回の韓日戦は特に勝利が切実だ。韓日戦必勝の理由は３つある。

◇シュティーリケ監督初めての韓日戦

ウリ・シュティーリケ監督（６１）の初めての韓日戦だ。韓国代表チーム監督に就任してから最も重要な一戦だ。国民感情が込められた試合だ。韓日戦勝利は監督の位置付けをさらに高める。敗北は大きな危機をもたらす。シュティーリケ監督もやはり韓日戦の重要性を認識している。国民感情を受け止めている。そのため勝利だけを見つめている。これまで変化と挑戦で韓国サッカーを成長させた彼が韓日戦でブレーキをかけることはできないことだ。韓日戦勝利で一段階さらに跳躍しなければならない。東アジアカップ優勝を宣言した彼だ。韓日戦の勝利がなければ優勝もない。


◇ハリルホジッチに雪辱する機会

必ず雪辱しなければならない。バヒス・ハリルホジッチ監督（６３）は韓国サッカーに大きな危機を抱かせた。２０１４ブラジル・ワールドカップでアルジェリア代表監督だった彼は韓国に４対２で完勝した。その時の傷と屈辱はまだ残っている。復讐できる絶好の機会がきた。彼が宿敵日本の指揮棒を取った。日本というやりにくい相手の中にハリルホジッチという雪辱対象が入った。韓国の戦闘力が、勝利意志が高まるほかはない。彼はいま危機だ。最近ロシア・ワールドカップ予選で格下のシンガポールと引き分け、東アジアカップ第１戦で北朝鮮に１対２で逆転負けを喫した。現在彼の立場は大きく弱まった状態だ。韓日戦勝利だけが完璧な雪辱になる。

◇韓日戦３連敗…有り得ないこと

現在韓国は韓日戦で２連敗している。２０１１年の親善試合で０対３で敗北したのに続き２０１３年の東アジアカップでは１対２で負けた。韓日戦史上２度目の２連敗だ。１９９７年フランス・ワールドカップ予選で０対２で敗れ１９９８年のダイナスティーカップで１対２で負けた連敗の記憶がある。韓日戦の歴史に３連敗はなかった。今回敗北すれば史上初めての３連敗となる。韓日戦の主導権を日本に譲り渡すことになる。許されないことだ。また、最近４試合で勝利がない。２敗２分けだ。これもまた韓日戦史上３回目の記録だ。そして５試合連続勝利がなかったことは一度もなかった。勝利で反転させなければならない。韓日戦の歴史に汚名を残すことはできない。