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「三菱、強制労役させた全員に謝罪すべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「三菱マテリアルは強制労役に動員された全員に謝罪しなければいけない」。

日本の三菱マテリアルが戦争捕虜を強制労役に動員した過去を謝罪する行事を主管した米国のラビ(ユダヤ教の宗教指導者)エイブラハム・クーパー氏は29日(現地時間)、三菱が韓国人強制徴用者に対しては謝罪していないという電子メールの質問に対し、このように答えた。続いて「第2次世界大戦終戦70周年記念日は(強制労役の責任がある)すべての日本企業が行動する時点を提供するだろう」とし、三菱のほかの日本企業も謝罪することを促した。

クーパー氏はロサンゼルスにあるユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の副所長。クーパー氏は19日、同センターで、第2次世界大戦中にフィリピンで日本軍の捕虜となり三菱炭鉱などで強制労役をしたジェームズ・マーフィーさんに対し、三菱マテリアルの代表団が謝罪する行事を主導した。当時、三菱マテリアルの木村光常務らは「過去の不幸な出来事の道義的な責任を痛感する」として謝罪した。しかし三菱側は韓国人強制徴用者に対しては謝罪せず、批判が続いている。


クーパー氏はサイモン・ウィーゼンタール・センターが発刊する雑誌『レスポンス(Response)』の編集長も兼ねている。2007年にニューズウィークが選定した米国内の最も影響力があるラビに含まれた。

--三菱マテリアルが米軍捕虜に謝罪したことをどう評価するか。

「今回の謝罪は歴史的な事件だった。日本企業が第2次世界大戦中に強制労役をさせた戦争捕虜に直接謝罪したのは今回が初めてだ。私は現在、東京にいるが、強制労働に関与したすべての日本企業が三菱の前例に従うよう促している。(第2次世界大戦後に経過した)70年はこうした行動を取るのに十分な時間だ」

--三菱は第2次世界大戦中に強制労役に動員された韓国人被害者に謝罪していない。

「三菱は第2次世界大戦中に強制労役に動員されたすべての人々に謝罪しなければいけない」(クーパー氏は「すべての(all)」を太字で強調した。)

---英メディアによると、英国人被害者とその家族も三菱を相手に「奴隷労役」を強要したことに対し、謝罪を要求している。このように他の国の強制労役被害者にも謝罪が必要という意味か。

「昨日、三菱マテリアルの竹内章社長に会った。彼は三菱が英国を含め、豪州・オランダおよび他の国々の戦争捕虜に謝罪したいと強調した」

--第2次世界大戦中に強制労役をさせた企業は三菱だけでない。他の日本企業もある。これら企業も謝罪が必要だと思うか。

「数週後にはアジア太平洋地域で第2次世界大戦を終えた終戦70周年記念日を迎える。これはすべての日本企業が行動に出る重要な時点を提供するものだ」

マイク・ホンダ氏など米下院議員6人は日本が世界文化遺産に登録した近代産業施設だけでも戦争捕虜を強制労役に動員した日本企業に、三菱のほか、三井・住友・麻生グループ・宇部興産・東海カーボン・日本コークス工業・新日鉄住金(旧新日本製鉄)・古河グループ・電気化学工業などを挙げた。



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