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離散家族の対面、金剛山観光の再開とのビッグディールあるか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今か今かと思っているうちに7年が流れた。堅く閉じられた金剛山(クムガンサン)観光への道の話だ。ある女性観光客が北朝鮮の警備兵に襲撃され死亡したというニュースが伝えられた2008年7月11日。翌日、全面中断された金剛山観光は凍りついた南北関係の象徴となった。風景の良い山の稜線は相変わらずだが、そこに韓国企業が投資した施設はどうなったのか気になった。

先日、実態調査を行ってきた韓国側の関係者たちから入手した現場映像は、みじめな状況だ。チャンジョン港に停泊した船上ホテルや人気を呼んだ海金剛(ヘグムガン)ホテルはさびついて所々が崩れ落ち、廃虚のようになっていた。家族単位で楽しめたペンションは外壁が落ち、コンテナ型の宿舎は屋根が落ちていた。「ナイスショット」の声が聞こえていたゴルフ場は、雑草が茂ったまま放置されていた。

観光事業者である現代峨山(ヒョンデアサン)は売り上げの損失だけで1兆353億ウォンに上るという。2007年の一年間で最高の観光客誘致実績(34万8200人余り)を出したが、事業中断で直撃を受けたのだ。一時は9640人余りだった従業員を260人ほどに減らす殺人的な減員もしなければならなかった。玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長は「開け、金剛山」という乾杯の辞までするほど観光の再開を渇望しているが、突破口をつくることができない。現地に大規模ペンション団地を作ったダイン観光のオ・ジョンウォン会長も全社員を見送って娘と共に耐え忍んでいる。ほかの進出企業も同じだ。


北朝鮮も事情が容易ではないように見える。1998年11月の観光開始以来195万人余りの客を呼び寄せたドル箱を失くしたも同然だ。2010年4月に現地の韓国の建物・物品を差し押さえる意地悪を働かせたが事態はさらにこじれた。現代峨山が金剛山観光に使ったバス数百台も北朝鮮当局がほかの地域に持っていったとも言う。「再び探すのは困難」と通知したそうだ。現代との独占観光契約も一方的に破棄した。中国などを相手に新しい事業者を探したが「約束を破る北朝鮮に投資はできない」という非難だけを自ら招いたという。



離散家族の対面、金剛山観光の再開とのビッグディールあるか(2)

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