「ちり1つにも宇宙がある」ということでカステラにも多くの事情が込められている。そのうち有名なのが明治維新の騎手・坂本龍馬の話だ。日本人が最も尊敬する彼は1865年、ここに亀山社中という海運会社をつくった。この会社の記録からカステラ製造法が発見される。お金に悩まされた坂本がカステラを作って売ったという推測が出てくる背景だ。
この会社には、経理をつとめた坂本の故郷の友人もいた。まさに三菱創業者の岩崎弥太郎だ。後日、彼は当時の経験を生かして1873年に船2隻で三菱商会を設立し、大グループに育てる。
この会社には、経理をつとめた坂本の故郷の友人もいた。まさに三菱創業者の岩崎弥太郎だ。後日、彼は当時の経験を生かして1873年に船2隻で三菱商会を設立し、大グループに育てる。
この記事を読んで…