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重要な会話時はスマホをオフにする韓国の議員・公職者たち(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
#ソーシャルネットワークサービス(SNS)も選んで使う=イタリアのハッキングチーム社とやりとりした電子メールで国家情報院側は、カカオトークのハッキング問題について質問していた。新政治連合の安哲秀(アン・チョルス)議員は米国版カカオトークの「バイバー(Viber)」を主に使っている。安議員側の関係者は「補佐陣ともバイバーで意思疎通しているが、これはセキュリティー問題のため」と伝えた。バイバーは本社とサーバーが米国にある。

ドイツにサーバーを置く「テレグラム」を愛用する政治家や公職者も相当数だ。検事出身のセヌリ党キム・ヨンナム議員は「カカオトークが不安でテレグラムに変える人が多いので私も変えた」と話した。

#政府機関も戦々恐々=国家の主な情報を扱う機関も、携帯電話セキュリティーに注力している。国防部長官や合同参謀本部議長・本部長ら主な軍の指揮官は2010年以後、業務用の携帯電話で盗聴・傍受の防止機能を備えた「秘話フォン」を使う。2Gフォンの後ろにバッテリーサイズの秘話装備が装着されている。「ひょっとして知らない北朝鮮などの盗聴・傍受を防ぐための次元」というのが国防部側の説明だ。外交部など政府部署の高位公務員たちは未承認のアプリケーションを遮断する保安フォンを支給されて使っている。


国家情報院の職員たちはかつて2Gフォンを主に使い、もともとの情報機関が盗聴・傍受を心配しているという視線を向けられた。だが南在俊(ナム・ジェジュン)元院長時期の2013年からスマートフォンの使用が一般化されたという。ある国家情報院の関係者は「李丙ギ(イ・ビョンギ)元院長時代に『情報マンがスマートフォンを使わないのは問題』と指摘してスマートフォンを使うことになったが、院内ではカメラ・録音装置の作動が遮断される」と伝えた。

盗聴・傍受の恐怖症が広がっていることについて政府関係者は「盗聴は違法であり傍受は裁判所の許可を受けて行う」として「国内の携帯電話は令状を受けても装備がなくて盗聴できない」と話した。この関係者は「ハッキングプログラムである遠隔操縦システム(RCS)もカカオトークはダメで、文字メッセージと電子メールは可能だが(大統領の)包括的な許可を受けて行う」と釈明した。

国会情報委員長をつとめたセヌリ党の徐相箕(ソ・サンギ)議員は「この機会に国家安保と犯罪根絶のための合法的な傍受範囲を定めて違法の余地がないよう制度的仕組みを作ろう」と話した。



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