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<国情院職員自殺>「イム氏、本人の対北工作用ハッキング…査察で誤解されないか心配」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
自殺した国家情報院の職員イムさん(45)が自分の対北朝鮮工作用ハッキング活動が国内の人に対するの査察で誤解を受けないか心配していたと、国家情報院(国情院)事情に詳しい与党関係者が20日述べた。

この関係者は「イム氏の任務はテロや従北活動が疑われる外国人の携帯電話などにハッキング用の悪性コードを入れることだった」とし「しかしこのようにハッキングした結果が出れくれば、国内の人物との接触記録も出てくるしかない」と主張した。この関係者は「イム氏がこうした資料が国内の人に対する査察で誤解を受けないか心配していたと聞いた」とし「イム氏が資料を削除したのもこのためだ」と話した。国家情報院は現在、イム氏が削除した資料を復元していると明らかにした。

与野党はこの日、国家情報院現場調査日程や国会緊急懸案質疑の日程などについて協議したが、合意に至らなかった。与野党院内首席副代表と国会情報委員会与野党幹事がこの日午後に会った「2+2会合」で、新政治民主連合は違法ハッキング疑惑を糾明するため国会情報委聴聞会を要求した。また、国会本会議場に李炳浩(イ・ビョンホ)国家情報院長が出席した中で緊急懸案質疑をするべきだと主張した。李春錫(イ・チュンソク)新政治連合院内首席副代表は「李院長が潔白なら国会に出席して明明白白にするのが道理」と強調した。


セヌリ党は国家情報院長が国会緊急懸案質疑に出席するのは前例がないと反論した。聴聞会開催要求に対しても「情報委は国会法上非公開で厳格に制限されている」として反対した。ただ、セヌリ党は国家情報院職員のイム氏の自殺経緯の報告を受けるための国会安全行政委レベルの懸案質疑は検討すると明らかにした。

野党は情報委聴聞会と緊急懸案質疑要求が受け入れられないため、国家情報院現場調査を急ごうという与党の提案を拒否した。

与野党は21日午後、院内代表会合を通じて、国家情報院ハッキング疑惑糾明案と補正予算案処理問題を再び調整することにした。



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