飛んでくる北朝鮮のミサイルを高高度ミサイル防衛(THAAD)体系で迎撃することはできるのか。韓半島(朝鮮半島)にTHAADを配備するべきかどうかを決める変数だ。
これに関し、韓国国防研究院(KIDA)のキム・ソンゴル研究委員は12日、KIDAのホームページに掲載した「北の弾道ミサイルの特性に対する再評価」という論文で、「THAADで北のミサイル迎撃は可能」という結論を出した。
キム氏は迎撃が可能な根拠に、北朝鮮が2014・15年に試験発射したミサイルの軌跡を分析した結果を提示した。北朝鮮のミサイルは正常な飛行をしているため、THAADで迎撃できる、ということだ。
これに先立ちマサチューセッツ工科大学(MIT)のセオドア・ポストル教授ら米国の専門家は北朝鮮の「ノドン」「スカッド」ミサイルが飛行中に空中回転(tumbling)し、不規則な軌跡を描きながら飛行するため、THAADで迎撃するのは難しいと主張した。ミサイルが一定の軌跡を飛行してこそ予想飛行ルートを計算して迎撃ミサイルを命中させることができるが、北朝鮮のミサイルは揺れながら飛行するため、どこに飛んで行くのか把握するのが難しく、THAAD配備は不必要だという趣旨だった。
しかしキム氏の分析はこうした米国専門家の主張と違った。キム氏は「昨年と今年発射された北のミサイルのうち空中回転を見せたミサイルはなかった」とし「北のミサイルは姿勢を維持して飛行したと判明している」と述べた。また「タンブリング現象を見せたミサイルは、1991年の湾岸戦争でイラクが使用したアル・フセイン・ミサイル」とし「北のミサイルは全般的にアル・フセインに比べてはるかに発展し、安定した姿勢を維持したまま飛行している」と強調した。
北朝鮮とイラクともに旧ソ連のスカッドミサイルをモデルに性能改良した。しかし正確度が落ちた24年前のイラクのスカッド(アル・フセイン)より北朝鮮のミサイルの方が最近の実験ではるかに安定した性能を見せたという説明だ。キム氏は「アル・フセインは弾頭の重さを半分近く減らし、外形に変化を与えたため軌跡が不規則だったが、北は旧ソ連のスカッドミサイルと似た射程距離、似た外観を持つ」と説明した。
北朝鮮が迎撃を避けようと意図的に空中回転させるために特定装置を装着する可能性もあるという米国学者の主張に対しては、「ミサイルが空中回転する場合、正確度が著しく落ちるため、これはミサイルの発展に逆行するものだ」と反論した。
これに関し、韓国国防研究院(KIDA)のキム・ソンゴル研究委員は12日、KIDAのホームページに掲載した「北の弾道ミサイルの特性に対する再評価」という論文で、「THAADで北のミサイル迎撃は可能」という結論を出した。
キム氏は迎撃が可能な根拠に、北朝鮮が2014・15年に試験発射したミサイルの軌跡を分析した結果を提示した。北朝鮮のミサイルは正常な飛行をしているため、THAADで迎撃できる、ということだ。
これに先立ちマサチューセッツ工科大学(MIT)のセオドア・ポストル教授ら米国の専門家は北朝鮮の「ノドン」「スカッド」ミサイルが飛行中に空中回転(tumbling)し、不規則な軌跡を描きながら飛行するため、THAADで迎撃するのは難しいと主張した。ミサイルが一定の軌跡を飛行してこそ予想飛行ルートを計算して迎撃ミサイルを命中させることができるが、北朝鮮のミサイルは揺れながら飛行するため、どこに飛んで行くのか把握するのが難しく、THAAD配備は不必要だという趣旨だった。
しかしキム氏の分析はこうした米国専門家の主張と違った。キム氏は「昨年と今年発射された北のミサイルのうち空中回転を見せたミサイルはなかった」とし「北のミサイルは姿勢を維持して飛行したと判明している」と述べた。また「タンブリング現象を見せたミサイルは、1991年の湾岸戦争でイラクが使用したアル・フセイン・ミサイル」とし「北のミサイルは全般的にアル・フセインに比べてはるかに発展し、安定した姿勢を維持したまま飛行している」と強調した。
北朝鮮とイラクともに旧ソ連のスカッドミサイルをモデルに性能改良した。しかし正確度が落ちた24年前のイラクのスカッド(アル・フセイン)より北朝鮮のミサイルの方が最近の実験ではるかに安定した性能を見せたという説明だ。キム氏は「アル・フセインは弾頭の重さを半分近く減らし、外形に変化を与えたため軌跡が不規則だったが、北は旧ソ連のスカッドミサイルと似た射程距離、似た外観を持つ」と説明した。
北朝鮮が迎撃を避けようと意図的に空中回転させるために特定装置を装着する可能性もあるという米国学者の主張に対しては、「ミサイルが空中回転する場合、正確度が著しく落ちるため、これはミサイルの発展に逆行するものだ」と反論した。
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