株価の下落を阻止しようとする中国政府の対策を受け、９日の中国株式市場はひとまず安定を取り戻した。中国上海指数は前日比５．８％上昇した３７０９．３３で引けた。一日の上昇幅では２００９年以来の最大。

この日の反騰は中国政府の大々的な株式市場浮揚策のためだ。中国証券管理監視委員会は８日、持ち株比率５％以上の大株主と企業役員が株式を６カ月間売却できないようにした。中国５大都市銀行と主要国有企業は保有株を増やすことにした。個人投資家の株式担保貸出満期も延長した。

前日に続き、株式市場上場銘柄全体のおよそ半分にあたる１４３９銘柄は取引を停止した。


アジア株式市場も落ち着く姿だ。日経平均株価は前日比０．６％高の１万９８５５円５０銭で取引を終えた。ＫＯＳＰＩ（韓国総合株価指数）は０．５８％上昇した２０２７．８１で引けた。