日本の経常収支が、昨年７月以降、１１カ月連続で黒字が続いている。

８日、日本財務省は５月の経常収支黒字規模が１兆８８０９億円を記録したと発表した。これで日本は２０１４年７月以降、１１カ月連続の黒字を記録した。

貿易収支で赤字幅が縮小したうえ、サービス収支および第一次所得収支が黒字規模を拡大したことが要因として作用した。日本の貿易収支は前年同月６９８７億円から４７３億円へと赤字幅が縮小した。国際原油価格の下落などによる輸入額の減少が影響を及ぼしたと財務省は分析している。


５月の輸出額は前年同月比０．１％減となる５兆７０７２億円だった。しかし、輸入は１０．３％減の５兆７５４５億円を記録した。

サービス収支は１０３７億円の黒字を記録して前年同月から黒字転化に成功した。第一次所得収支は前年比３８．０％増となる２兆１３０億円の黒字を記録した。