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「朴大統領と習主席の電話会談、中国人観光客が戻ってくる良い方法」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国のことを中国に伝えるソウル駐在中国特派員3人が2日、光化門(クァンファムン)広場の世宗(セジョン)大王銅像の前で会った。MERS事態のために中国人観光客がいない広場は閑散としていた。左から中国中央テレビ(CCTV)の盧星海ソウル支局長、人民日報の万宇特派員、経済日報の楊明ソウル支局長。

中国人観光客が見えない。ソウル明洞(ミョンドン)でも、景福宮(キョンボックン)でも、済州(チェジュ)でも。中東呼吸器症候群(MERS)は落ち着き始めているが、離れていった中国人観光客は戻って来ない。

中国で2002-2003年に広まった重症急性呼吸器症候群(SARS)に驚いた中国人観光客は今回、韓国で拡散したMERSにまた驚いた。どうすれば中国人観光客の心をまた引き戻すことができるのだろうか。韓国のMERS事態を伝えてきた中国主要報道機関のソウル特派員3人に2日に会った。中国中央テレビ(CCTV)の盧星海ソウル支局長(43)、人民日報の万宇ソウル特派員(29)、経済日報の楊明ソウル支局長(38)だ。

3人は「韓国政府がMERS対応過程で中国人観光客の信頼を失った」とし「MERSを早期に克服して信頼を回復することが、中国人観光客を呼び戻す最も確実な解決法」と述べた。CCTVの盧支局長は「朴槿恵(パク・クネ)大統領が良い関係を維持してきた中国の習近平国家主席に電話をかけてでも韓国の状況をよく説明するのがよい」と助言した。楊支局長は「MERS終息を宣言してから2週間または1カ月が過ぎてから、中国人観光客が少しずつ入ってくるだろう」と予想した。


--MERSのために韓国での生活に不安を感じるか。

「多くの人が集まるところに子供を連れていくのはそうだ。最初の患者発生(5月20日)後、5月下旬に私も風邪をひいた。家が汝矣島(ヨイド)にあり、総合病院に行こうとしたが、MERSのために病院に行くのが怖くなった。当時、汝矣島のその病院に行っていれば、今ごろ隔離されていたかもしれない」(盧星海)

「韓国の病院の衛生状態に問題はないが、それでもサービスには満足でなかった。ある日、妻が夜12時に胃の痛みを訴え、新村(シンチョン)の大型病院の救急室に駆けつけた。中国語が分かる医師を探してくれるといったが、しばらくして来た医師は中国語が分からなかった」(楊明)

「当初、ソウルの生活は非常に安全だと感じたが、昨年4月のセウォル号惨事以降は不安になり、MERSのためにまたストレスを感じている」(万宇)

--その間、MERSの状況をどう報道したのか。

「韓国政府が最初の患者を発表した当日に報道した」(万宇)

「中国経済に及ぼす影響を集中的に報道した」(楊明)

「韓国人の感染疑い患者が中国出張に行ったという韓国メディアの報道直後、本社に記事を送ったが、中国ではすぐに報道されなかった。放送は多くの人に影響を与える可能性があり、本社はこれを中国疾病対策センター(CDC)に先に知らせた。政府がどう対処するべきか、メディアはどう報道するべきかを慎重に議論した結果が出た後、翌日から報道した」(盧星海)



「朴大統領と習主席の電話会談、中国人観光熋が戻ってくる良い方法」(2)

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