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免税店候補地も…外国人観光客の増加で江南へ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

28日、中国人観光客のフイチンさん(左)とションインファさんがコエックスモールのアクアリウムを楽しんでいる。

徐々に増加している江南区の外国人訪問客

「私たちも韓国の人たちが遊びにいくところに行ってみたかった」。

休日の28日午後。早めに夏季休暇を取って韓国を訪れたフイチンさん(25)とションインファさん(22)は旅行の拠点をソウル三成洞(サムソンドン)一帯に決めた。友人から明洞(ミョンドン)観光の話をよく聞いたが、旅行パンフレットやブログなどを通じて、どうせなら韓国人の「ホットプレース」に行きたいと思ったという。

フイチンさんは「コエックスモールには予想以上にブランドが多く、水族館や付近のデパートなど楽しめるところも多い」と話した。ションインファさんは「ここは香港のようにホテルやデパート、ショッピング施設がすべて地下でつながり、天気が悪くても心配がない」と語った。


流通業界の最大イシューであるソウル市内免税店新規事業者選定が終盤に入り、江南(カンナム)圏が「地域的希少性」で注目されている。

入札に参加した21社のうち江南地域を候補地に選定したところは現代百貨店グループ(三成洞)とハイブランド(良才洞)の2社だけだ。現在運営中の6カ所の市内免税店も4カ所が江北(カンブク)にある。それだけ中国人観光客など外国人観光客が明洞・光化門(クァンファムン)一帯に集まるという傍証だ。

一方、江南は「未来需要」の側面で期待されている。医療・名品・カジノ観光を楽しむために江南ラインを訪れる中国人観光客が急速に増えている。ソウル江南区を訪問した外国人観光客数は2012年の131万人から昨年は602万人へと2年間で5倍近く増えた。江南区は外国人観光客が今年700万人を超え、2018年には1000万人に達すると見込んでいる。一方、外国人の主要ショッピング空間となる免税店は相対的に不足しているのが実情だ。ロッテ免税店コエックス店の場合、規模が小さいため、昨年の売上高は1732億ウォン(約190億円)と、免税店6カ所のうち最も少なかった。「江南免税店」を前に出した企業もこうした成長の可能性に注目している。

ソウル市と観光業界は「多国籍観光客」を募集するのに江南地域が寄与するとみている。明洞と東大門(トンデムン)・南大門(ナムデムン)などに団体観光客中心の中国人観光客が集まるとすれば、大規模な展示場やブランド品ショップ、医療機関が密集する江南地域はより幅広い国籍の観光客が訪問する余地があるという判断からだ。コエックス団地は昨年末、国内初のMICE(企業会議や国際展示会)観光特区に指定された。核心は大規模な観光客誘致だ。



免税店候補地も…外国人観光客の増加で江南へ=韓国(2)

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