米国が主導するTPPが妥結すれば、創設メンバーの12カ国だけを合わせても国内総生産(GDP)基準で世界経済の40%を占める巨大単一市場が形成される。世界貿易秩序の地殻変動が避けられない。注目すべき点は規模だけでない。TPPの目的は、経済規模と所得水準がそれぞれ異なる12カ国が統一された貿易規則に合意し、新しい世界貿易秩序と規則を作り出すことだ。一歩遅れて参加を決めた韓国は、規則制定の権限がなく、出てきた規則に従うしかないという負担を抱えることになった。
TPP参加国のうち韓国とFTAを締結していない国は日本とメキシコだけだ。創設後のTPP参加は事実上、交渉のない韓日FTAを受け入れるのと変わらない。協定文が公開されてこそ分かるが、これは韓中FTAとは比較にならない高いレベルの貿易協定を一方的に受け入れなければいけないという意味だ。そうでなくても過去の問題で摩擦が生じている韓日関係が障害となる可能性もある。
TPP参加国のうち韓国とFTAを締結していない国は日本とメキシコだけだ。創設後のTPP参加は事実上、交渉のない韓日FTAを受け入れるのと変わらない。協定文が公開されてこそ分かるが、これは韓中FTAとは比較にならない高いレベルの貿易協定を一方的に受け入れなければいけないという意味だ。そうでなくても過去の問題で摩擦が生じている韓日関係が障害となる可能性もある。
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