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朴大統領に批判された与党院内代表「青瓦台と疎通できない点、恐縮」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
セヌリ党の劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表の選択は、ひとまず「突破」だった。ただし青瓦台(チョンワデ、大統領府)に向けては低姿勢を取った。劉院内代表は25日、議員総会が終わった後に記者たちと会って「政権与党の院内代表と青瓦台の間に物足りなさがあった、意思疎通がうまくいかない問題があったのは私が申し訳ないと思っている」として「私自身を振り返ってみて、改めて党政関係についての不安を心から私が受け止めるきっかけになった」と話した。劉院内代表はこの日の議員総会でも「青瓦台の家族らと共に党政関係を改善する」として“家族”という表現を使った。昨年10月の国政監査の時、米国と中国の間の戦略なき外交を批判して「青瓦台の子供たち」と批判したのとは対照的だった。

議員総会のまとめの発言では「今後、党政関係を回復できる道を探してみる」として「私に対する辞任要求は『もっとうまくやりなさい』というムチとして受け止め、もっと一生懸命にやる」と明らかにした。劉院内代表は「去就問題についてはもう少し悩んでみる」としたが、劉院内代表は辞任はしないというのが側近の説明だ。あるセヌリ党議員は「劉院内代表の立場としては、このように大統領に押し出されて辞めることになれば政治生命が終わると判断したようだ」と話した。

朴槿恵(パク・クネ)大統領がこの日の午前の閣僚会議で「与党の院内指令塔」と指摘して直撃弾を飛ばした時には、セヌリ党では劉院内代表が持ちこたえるのは難しいだろうという展望が優勢だった。議員総会が劉院内代表の去就の分岐点とみられたが、実際に蓋を開けてみると辞任要求は少数だった。金武星(キム・ムソン)代表も「劉院内代表は大統領を腹立たせたことがあるならば謝罪すべきだ」としつつも「劉院内代表が代表になる前にした話と、後でした話を分けてほしい」として加勢した。党内では「事実上の再信任を受けたこと」という分析が出てきた。


だが危機が完全に過ぎ去ったとみるのは難しいという評価だ。朴大統領の発言や劉院内代表のスタイルに照らしてみると、党政関係を回復するのは侮れない課題となる展望だ。与党関係者は「朴大統領があまりにも強く劉院内代表を批判しており、その考えは簡単には変わらない」としながら「今日の発言と朴大統領の考えは長い間に相当積み重なってきたもの」と話した。

劉院内代表は“元祖”親朴派だ。2005年当時、ハンナラ党代表だった朴大統領を近くで補佐した秘書室長だったからだ。だが総選挙と大統領選挙を控えた2012年2月に当時の朴槿恵非常対策委員長が党名をハンナラ党からセヌリ党に変える時に党名改正を批判し、その後大統領選挙の過程で朴大統領と疎遠になって、いわゆる「脱朴」または「遠朴」と呼ばれた。与党圏では「ナンバー2を置かないほど絶対忠誠を要求する朴大統領と、言うべきことは言うという劉院内代表のスタイルの差が両者を遠ざけた最も大きな原因」という分析が出ている。



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