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【コラム】朴槿恵政権の「安倍首相を知ること」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
強烈だった。しかし苦々しい。韓日修交50周年記の念行事だ。2カ国の首脳が登場した。ソウルと東京の相手方の記念式典でだ。朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相はそれぞれ誓った。和合と未来だ。行事の場所は活気に満ちていた。だが貧弱だった。それは冷たい両国関係を圧縮している。

その場面は奇妙な逆説だ。2人の家族史のためだ。両国の修交は朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の決断だった。朴正煕の言葉は苦悩にあふれていた。「過去だけを問い詰めれば日本は不倶戴天だ。昨日の怨讐でも、私たちの今日・明日のために必要ならば、彼らと手を組まなければならない」。その悲壮さは韓日間に新たな裾野を切り開いた。その中に日本を活用しようとする意味が入れられた。用日の戦略だ。娘の時代にその地平はこんがらかった。

逆説は深まる。安倍首相は「(私の)母方の祖父・岸信介元首相と従祖父の佐藤栄作元首相が両国の国交正常化に深く関与した」と述べた。佐藤元首相は韓日条約締結時に在任していた。岸元首相は外交交渉を後援した。金鍾泌(キム・ジョンピル、JP)元首相は修交の水面下の演出者だった。岸元首相はJPに「日本が韓国を困らせた。謝罪申し上げる。過ぎた日は良くなかったが、今こそ韓日が手を握って韓国が復興することを願う」とした。岸元首相は外孫の安倍首相に政治的感受性を与えた。岸元首相は太平洋戦争のA級戦犯容疑者だ。


朴槿恵と安倍の時代はその縁の反対側に疾走した。大きな責任は安倍首相にある。彼の歴史歪曲と退行のためだ。その土台に日本停滞の危機感が敷かれていた。失われた20年の経済、沈み込んだ社会の雰囲気、巨大中国の台頭、韓国の追撃状況が続いた。安倍首相は打開のための解決法を明治維新から探した。明治維新は日本の近代化の動力だ。



【コラム】朴槿恵政権の「安倍首相を知ること」(2)

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