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いま朴槿恵大統領に最も必要なこと(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領の国政支持率はどこまで下がるのだろうか。先週末のギャラップの調査で国政支持率は過去最低の29%となった。朴大統領の国政支持率は一昨年の20カ国・地域(G20)首脳会談出席当時に最高の67%、年初に年末調整波紋で最低の29%となった。最近はMERSの影響でまた支持率が最低になった。政治家の支持率の騰落原因は企業の売上高の騰落原因と似た様相を見せ、大きく3つの要因に区分できる。

短期的な要因は単発性「イシュー」による騰落、中期的な要因はイシューが一定の流れや形態をなす「パターン」による騰落、長期的な要因はパターンが全体を説明できるほど形成された「構造」による騰落だ。政治家の支持率騰落を説明する際、主に短期的な要因だけで説明する場合が多い。最近の朴大統領の国政支持率下落も短期的要因、すなわち単発性のイシューによる下落が主な原因なのだろうか。

結論から言えばそうではない。最近の朴大統領の国政支持率低下はパターンと構造による下落が主な原因だ。


まずはパターン分析。国政運営3年目はレームダックに直行するか、反騰の機会をつかむかの重要な分かれ目だ。盧泰愚(ノ・テウ)政権(18%)と盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権(23%)はレームダックが始まり、金泳三(キム・ヨンサム)政権(28→41%)、金大中(キム・デジュン)政権(38→54%)、李明博(イ・ミョンバク)政権(44→49%)政権は反騰に一度成功したが、レームダックを避けることができなかった。現在の朴槿恵大統領の国政支持率下落は、執権3年目の歴代大統領の支持率下落と似たパターンだ。

次は構造分析。構造はパターンより根本的な下落原因だ。2012年の大統領選候補当時、朴槿恵候補支持の理由を尋ねるギャラップ調査では「信頼感」(22%)という回答が最も多かった。次いで「政策」(14%)、「女性大統領」(14%)などの順だった。

先週の国政運営支持の理由を尋ねるギャラップ調査では「信頼感」(2%)、「福祉政策」(5%)、「経済政策」(3%)は中・下位だった。さらに深刻な問題は「女性大統領」項目との比較だが、「リーダーシップ不足と責任回避」(12%)、「疎通不十分」(11%)が国政運営を支持しない理由の上位を占めた。男性大統領が権威的なら、女性大統領は繊細で母性愛のように強い責任感を見せるという国民の期待は当然なのかもしれない。



いま朴槿恵大統領に最も必要なこと(2)

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