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【コラム】外国人観光客にわが家のドアを開ければ…=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
観光は雇用創出と外貨獲得効果が大きい高付加価値産業であると同時に、地域均衡発展の代表的なドル箱産業で、海外観光客の増加は国の経済にとって朗報に違いない。

だが、名実ともに観光大国になるには質的成長が必要という声が大きくなっている。共有の文化は外国人観光客にそれぞれ多様な経験を贈るのにちょうどいい。画一化された観光コースと観光スポットに疲れた外国人の満足度を高めるためにまず備えなければならないのが多元化されたストーリーだが、多くの国の多様な観光客にアピールするためには一方的な疎通よりは韓国人との積極的な共有がさらに効率的だろう。

実際に多くの人々が自身が居住する各人各色の家や部屋を共有し韓国文化と自分たちの経験を積極的に伝えている。これにより韓国を訪れる外国人が単純な観光スポットだけ訪問するのではなく、地元の人たちが好んで訪ねる場所を経験し、地元のおいしい店を探訪することになり経験が多元化されている。


共有経済を活用した観光産業発展はすでに世界的に積極的に活用されている。ブラジルは2016年のリオデジャネイロオリンピックを控えエアB&Bを公式パートナーに指定した。オリンピックを見に来る短期観光客を共有経済を通じて迎えるという計算だ。観光大国であるフランスがすでに昨年3月にフランス全域で住居の短期賃貸を認める法律を制定し、米国もやはり昨年から複数の都市で個人の住居の賃貸を認める短期賃貸法を相次いで通過させている。先月は英ロンドンでも住居空間の共有を認める法案に女王が署名し、欧州、北米と南米の主要国が観光産業発展のため共有経済をパートナーと認めることになった。

その国の思い出を作る数多くのストーリーが存在する限り観光産業は持続発展が可能な産業だ。昔から旅行客に門戸を開いて手厚く接待し人情を分け合った韓国の文化を外国人観光客と経験して共有し韓国の観光産業がさらに成長することを期待してみる。

イ・ジュンギュ韓国エアB&B社長



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