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<MERS>「仁川空港、一日2万人の中国人が400人に減少」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
11日午後2時、京畿道(キョンギド)龍仁市(ヨンインシ)新葛洞(シンガルドン)のロッテマート。地下1階の新鮮食品売り場では客が50人ほどしかいなかった。子供を学校に送った後に買い物に来る主婦で込み合っていた数週間前とは違う状況だった。他のところも同じだ。ロッテマートは今月の10日間、全国の売上高が11%減った。中東呼吸器症候群(MERS)恐怖で人々が外出と対人接触を避けているからだ。高級デパートも似ている。Aデパートにゴルフ衣類を納品する会社の役員は「昨年のセウォル号事態よりはるかによくない。MERS事態で売上高が37%減った」と語った。

こうした現象は「衣食住」すべての領域に拡散している。この日、ソウル良才洞(ヤンジェドン)現代自動車本社付近の食堂で昼食を取ったイ・チャンヨプさん(29)は「普段は現代車の職員が多いため列に並んでいたが、30%以上も席が空いている」と話した。誕生日パーティーの取り消しでケーキの販売も減っている。「パリバゲット」を運営するSPCグループのチャン・スンフン部長は「ケーキ販売は減少し、家に置いて食べる食パンを買っていく客が増えた」と説明した。

ため息は庶民の市場も例外でない。ソウル乙支路(ウルチロ)中部市場で高麗人参販売店を経営するチェ社長(61)は「終わったという言葉しか出ない」と語った。35年間商売をしているが今回が最悪だという。チェ社長は「中国人観光客が主な客なのに、生活が苦しい」と訴えた。


MERSの空襲は航空業界も直撃している。韓国の航空会社の場合、この10日間に中国人乗客1万8000人が予約をキャンセルした。東南アジアでは約1万1000人、日本では7600人がキャンセルするなど韓国行きを避ける「伝染効果」まで出ている。仁川(インチョン)空港の関係者は「中国人訪問者が普段の一日2万人から現在は400人に減ったほど」と懸念を表した。内需の目安となる自動車市場も委縮している。パク・ドンフン・ルノーサムスン副社長(営業本部長)は「客が代理店に来ないので、車を売ろうとしても売ることができない」と吐露した。現代・起亜車の関係者も「カフェ・花屋などに開設したテーマ支店の場合、訪問客が10-20%減った」とし「円安で苦しいうえ、MERS波紋まで襲った」と述べた。



<MERS>「仁川空港、一日2万人の中国人が400人に減少」(2)

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