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韓国のMERSは変異種ではない…追加で退院準備の患者も=韓国(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版

平沢保健所の救急車が6日、MERS専従病院に指定されたソウル国立中央医療院に入っている。この日までに発生した陽性患者50人中33人が平沢で発生した。

韓国に流入した中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスは新たに登場した変種ではないことが保健当局の遺伝子検査の結果確認された。中東で発生したMERSと異なる感染力の強い突然変異ウイルスではないとのことだ。

韓国最初の患者の妻である2人目の患者(64)は完治し5日に退院した。MERS陽性患者の退院は初めてだ。続けて2~3人が追加で遺伝子検査を通じ退院準備をしている。

保健福祉部のクォン・ジュンウク公共保険政策官は6日の会見で、「遺伝子検査の結果、韓国に流入したMERSウイルスはサウジアラビアで流行したウイルスとほぼ一致する塩基配列を示した。同じウイルスと見るべきだ」と明らかにした。その上で、「潜伏期間を考慮すれば2日以内に患者数がピークに達し、その後は減るものと判断している」と話した。


これに先立ち中国も同様の遺伝子分析の結果を出した。中国国営新華社通信が5日に明らかにしたところによると、中国保健当局は自国でMERS陽性判定を受けた韓国人患者のウイルス遺伝子分析の結果、変異は発見されなかったと明らかにした。遺伝子塩基は3万個程度だが、この配列を比較してみれば突然変異の有無を確認することができる。

変異ではないのに急速に感染が広まった理由としては、最初の感染者の入院時期と病院環境が挙げられる。感染学会のキム・ウジュ理事長は、「初めての患者が先月18~20日に平沢(ピョンテク)聖母病院に入院した当時、ウイルスを最も多く出る時期だった。消毒して10日後も便器やエアコンなどさまざまな所でウイルス遺伝子が検出されたのがその証拠。病院の感染管理システムが相対的に弱かったようだ」と話す。

院内感染がMERS拡散の主要通路になっただけに、保健当局は早ければ7日にも追加で感染者が多く発生した病院名を公開することにした。



韓国のMERSは変異種ではない…追加で退院準備の患者も=韓国(2)

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