中東呼吸器症候群(MERS)が広がり、外国人観光客の予約取り消しが続出し、国内旅行客も減った。また、小中高校生の修学旅行まで中止・延期が相次ぎ、観光業界に影響が出ている。運行していない観光バスが4日、ソウル蚕室(チャムシル)の炭川駐車場に並んでいる。
2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が発生した国は経済に打撃を受けた。同年、中国の1-3月期の成長率(前年同期比)は10.3%だったが、SARSが発生した4-6月期には7.9%に落ちた。同じ期間、香港の成長率は4.1%から-0.9%に、シンガポールは2.9%から-2.4%に急落した。アジア開発銀行(ADB)はSARSが産業全般に影響を与え、同年のアジアの経済成長率を0.6ポイント引き下げたと推定した。
韓国経済2年目の「4-6月期悪材料」…「積極的な財政政策を」(2)
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