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香港「中国で隔離された韓国人の起訴を検討」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国で中東呼吸器症候群(MERS)の確定診断を受けて隔離治療中の韓国人男性K(44)が香港に戻れば起訴される可能性があると香港当局者が3日、明らかにした。

高永文・香港食品衛生局長は同日、MERSへの対応を話し合うために開かれた香港立法会(国会に相当)の特別会議でこのように明らかにしたと、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。先月26日に香港へ入国する過程で、医療スタッフに偽りの情報を提供したKに対する起訴計画を尋ねる自由党の鍾国斌議員の質問に、高局長は「現在、律政司(法務部に相当)に諮問を求めている」とし「条件と証拠が充分だという意見があれば法的措置をすることも考慮する」と答えた。一方で、高局長は「この男性が、今後、香港に戻る場合にのみ措置が取られる可能性がある」と付け加えた。香港の刑法上、外国人が偽りの情報を提供して自国民に被害をもたらした場合、5000香港ドル(約8万円)の罰金や拘留6カ月の処分を下すことができる。

同日、立法会では、韓国防疫当局がMERS関連病院の名前を公開しないことに対する非難も提起された。李国麟議員は世界保健機関(WHO)に韓国の非協力を告発する計画があるか質問した。高局長はこれに対して「韓国が資料の透明な提供を行わないため適切な対応措置を取った」とし「ソウルの医療機関を利用しないように市民に通知し、韓国との医療交流を中止させた」と答えた。


Kが治療中の中国恵州市の許岸高・衛生局長は3日、現地の放送に出演して「Kがスマートフォンで韓国の非難世論を見て情緒が不安定になり食欲を失っていた」としながら「彼は特別な病気にかかったただの普通の患者」と述べた。これは中国ネットユーザーの批判を落ち着かせるための措置だ。

一方、MERSが来月3日に光州(クァンジュ)広域市で開幕する夏季ユニバーシアード(U大会)にまで影響を及ぼすことが予測されている。2017年の次期U大会開催都市である台湾台北の柯文哲市長が、3日の記者会見で、MERS拡散の今後の状況によっては不参加の可能性を明らかにしたと台湾時報が4日、報じた。柯市長は同日、MERSが悪化する場合の対処を尋ねる記者に「先ずは参加準備を万全に行ったあと、MERSの変化を見て決める」とし「(状況が)深刻ならば行かない」と答えた。



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